崇元寺跡に歴史伝える施設整備へ 那覇市が住民説明会 25年に着工予定 沖縄
那覇市文化財課は19日、崇元寺公園の隣接地に歴史文化を紹介するガイダンス施設を建設する事業について、同公園で住民説明会を開いた。市は今月末にも施設に関する基本計画を策定し、25年に着工、26年に供用を開始する予定。 【写真・動画】規格外!1300キロ「沖縄一の巨漢牛」
同課の外間政明担当副参事は、沖縄戦によって建物が焼失した崇元寺の北側は、尚家により末日聖徒イエス・キリスト教会に売却され、1966年に教会施設が建設された経緯などを説明。現在、さら地になっている教会敷地の地下50センチには崇元寺の遺構が含まれることから、那覇市が2023年に敷地を購入したという。 崇元寺跡保存活用事業は内閣府の沖縄振興予算を活用し、21年度から開始しており、ガイダンス施設は文化財発掘調査により遺構がない場所に建設する予定。崇元寺公園として国の史跡指定を目指している。 住民説明会では、敷地購入を評価する一方で、事業に関する説明不足を指摘する声や防災機能を持った施設の建設を求める意見もあった。
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