ドラマ「笑うマトリョーシカ」第1話の一場面（C）TBS

　俳優の水川あさみさん主演の連続ドラマ「笑うマトリョーシカ」（TBS系、金曜10時）の第1話が6月28日に放送された。櫻井翔さん演じる人気政治家の清家市郎が、記者の道上香苗（水川さん）に「これからも僕を見ていてくださいね」と意味深に告げる場面があり、SNSではさまざまな声が上がった。

　◇以下、ネタバレがあります

　原作は日本推理作家協会賞など数々の受賞歴を持つ早見和真さんの同名小説（文春文庫）。水川さん演じる新聞記者が、若き政治家・清家一郎（櫻井さん）と秘書・鈴木俊哉（玉山鉄二さん）の闇を暴こうとするヒューマン政治サスペンスだ。

　第1話では、東都新聞文芸部記者・道上香苗（水川さん）が、清家と鈴木の関係に違和感を覚える。そんな中で、かつて社会部の敏腕記者だった父親の兼高（渡辺いっけいさん）が亡くなってしまう。

　28年前に発覚した、不動産の利権が絡んだ贈収賄事件・BG株事件を兼高が調べていたことを知った道上。さらに、同事件で逮捕された宇野耕介の息子が鈴木であること、兼高が亡くなった日は、鈴木に取材する予定だったこと、を知る。そんな中で、道上は清家と鈴木に対面する。

　道上が「お父様のことで政治家を恨んでいてもおかしくないあなたが、わざわざ秘書に転身したのはなぜですか？」と問いかけると、鈴木は「私は先生の政治家としての才能に心底惚れ込んでいます。それこそ高校時代から。清家一郎は将来の総理になるべき人物であり、彼を総理にするためなら私は自分の持てる力を全て捧げようと誓ったんですよ」と述べた。

　その後道上は、清家から呼び出され「あの鈴木をあそこまで追い詰めたのは僕が知っているかぎり、あなたが初めてです。それでぜひ道上さんと話がしたいと思ったんです」と言われる。帰り際には「これからも僕を見ていてくださいね」と意味深に告げられて……。道上は、清家は鈴木に裏で操られており、助けを求めて自分に近づいてきたのではと考えるのだった。

　SNSでは「これからも僕を見ていてくださいね　助けを求めてる？」「料亭の外でこれからも僕を見ていて下さいねだけは清家の本音っぽい雰囲気」「清家大臣は本当に道上香苗にSOSを送ったのだろうか。これも策士鈴木のシナリオかも？」「SOSなわけないやろ～とも言い切れないのおもろいな」など、さまざまな評価が上がった。