現在乗っている車が「年式10年目」を迎えました。「13年を超えると税金が高くなる」と聞いたのですが、どのくらい変わるのでしょうか?
車の年式が13年を超えると税金が高くなるといわれています。そのため、税金が高くなる前に車の乗り換えを検討する方もいるかもしれません。しかし、税金が高くなると聞いても、長い間乗ってきた車をこれからも乗り続けたいと思う方もいるでしょう。その際に気になる点は、年式13年を超えるとどのくらい税金がかかるのかです。 そこで今回は、車の年式が13年を超えると、どのくらい税金が高くなるのかをご紹介します。また、年式13年以上の車に乗り続けるリスクについても解説しているため、参考にしてください。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
自動車の年式が13年を超えるとどのくらい税金が高くなる?
自動車の年式が13年を超えると、支払う税金が高くなるといわれています。具体的にどの程度高くなるか、確認していきましょう。 ■自動車税の場合 自動車税は、毎月4月1日時点で車を所有している人に対して発生する税金です。乗用車の場合は排気量に応じて税額が決定し、13年落ちのガソリン車に対してはおおむね15%。軽自動車はおおむね20%の税額が加算されます。 今回は自動車税の基準額および加算後の金額について、表1にまとめました。 表1
※筆者作成 ■自動車重量税の場合 自動車重量税は、車両の重さに応じて金額が決定する税金です。車検の際に支払うことが一般的とされており、13年経過以前と以後で表2の金額が定められています。 表2
※国土交通省「2023年5月1日からの自動車重量税の税額表」を基に筆者作成
13年落ちの自動車に乗り続けるリスクはある?
税金以外の面で13年落ちの自動車に乗り続けるリスクとして、修理費の増加が考えられます。13年経過するとどうしても劣化する部分は増えてくるため、メンテナンスの頻度も増えやすい可能性があります。また、年式が古くなると交換のための部品も少なく、修理費用がかさむおそれもあるでしょう。 また、車の価値が下がってしまう傾向があることもリスクの1つです。よほど希少価値の高い車でない限りは、下取りや売却時の価格も下がってしまうといわれています。そのため、次の車を購入する際に下取りや売却することを検討しているのであれば、早めに乗り換えるのもよいでしょう。
まとめ
13年を超えた車の税金は、自動車税・自動車重量税ともに高くなる傾向があり、負担が増えてしまう点に注意しましょう。 また、13年落ちの車には故障や部品の劣化などのリスクも伴います。車の価値が下がってしまう可能性もあるため、売りに出すのであれば、13年落ちを迎える前の方がよいといえるでしょう。 これらを参考に、買い替えを検討するか、現在の車を乗り続けるか、考えてみてください。 出典 国土交通省 2023年5月1日からの自動車重量税の税額表 東京都主税局 自動車税種別割 札幌 軽自動車税 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部