衆院選の要人警護 現場の手荷物検査でナイフなど発見のケースが約30件 警察庁
警察庁の露木康浩長官は7日、今回の衆院選期間中に演説会場で行った手荷物検査で、来場者がナイフやはさみなどを持っていたケースが、およそ30件あったと明らかにしました。 安倍元首相や岸田前首相の襲撃事件を受け、警察庁は要人警護のあり方を大きく見直してきました。 そうしたなか、警察庁によりますと、今回の衆院選の期間中に警察からの要請を受けた主催者などが来場者の手荷物検査を行ったところ、ナイフやはさみ、カッターナイフなどが見つかったケースがおよそ30件あったということです。 仕事の用途で持っていたものなどが多く、現場での検挙はなかったということです。 露木長官は「警護に100点満点はなく、今後とも緊張感を緩めることなく警護に万全を期して参りたい」などと話しました。