「悪口って何?」「ちょっとぶつかっただけ」いじめ加害者なのに、被害者面する娘に感じた母の絶望【漫画】
もし、自分の子どもが「いじめ」をしていたら? いじめ問題がニュースで取り上げられることが多くなってきた昨今。そんないじめ問題を加害者家族、被害者家族双方の視点から描き、「自分も同じようないじめを経験した」「全親に読んでほしい」「子どもに読ませた」など、SNSで多くの反響を呼んだコミックエッセイ『娘がいじめをしていました』(しろやぎ 秋吾 著)から一部を公開します。 【前話を読む】「コワ…気持ち悪…」いじめられた経験を持つ母が、“いじめ加害者”の母になって思うこと
前話までのあらすじ
ある日突然、娘・愛と仲良くしていると思っていた小春ちゃんの母・千春から「小春が愛にいじめられている。怪我させられたから、話し合いをしたい」という電話が加奈子のもとに入る。 「クラスみんな仲良い」と愛から聞いていた加奈子は驚くばかりで、その話を信じることができない。
愛に話を聞いてみないと事実かどうかはわからない…と家に帰宅して学校の様子や小春ちゃんとのことを聞いてみるも「別に何もない」と笑って言うのみ。
「事実を聞き出さなくては」と思いつつも、かつて自身も学生時代、同級生の男子からいじめられていた過去を持つ加奈子は、娘が嘘をついていることを自然と感じ、へらへらと笑う娘の様子に恐怖を覚えてしまう。 未だにいじめられていたことを忘れられない加奈子は、そんな娘を「許せない」と感じてしまい……。
夕方 馬場さんから電話があってね 愛が小春ちゃんをいじめてるって
いじめてるって… え?どういうこと? 馬場さんの言い分だと愛に無視されたり、悪口言われたりしたって
今日は怪我までさせられて帰ってきたって 愛が一番悪いって言ってたよ
明日謝罪に来てほしいって言われたよ ちょ ちょっと待って 話が急すぎるよ 愛とは話したの?愛の話も聞いてみないとわからないよ
うん だから何もないっていってたけど そういうことだから 本当のこと話してくれるよね?
…無視は…したかもしれないけど… けどそれは小春ちゃんがしつこいから せっかく友達と話してるのに