歌い手6人組・いれいす、ファンと「約束の武道館」の夢実現 ほぼMCなしで3時間パフォーマンス【コメント全文】【セットリストあり】
6人組歌い手グループのいれいすが12日、東京・九段下の日本武道館でライブ『いれいす One Man Live in 武道館「Irregular Dice」』を開催した。 【写真】『いれいす One Man Live in 武道館「Irregular Dice」』より 「イレギュラーな毎日を、君と」をコンセプトに活動している6人組歌い手グループ。2020年10月に結成され、歌ってみた動画やオリジナルソング、バラエティー動画の投稿、生配信を中心に活動し、インターネットの外では、ライブコンサートやコラボイベントも開催している。2023年は全国6都市を回るホールツアーを完走。ファンとの約束であり、夢であった結成3年で日本武道館でのライブを開催した。 メンバーは、りうら、-hotoke-、初兎、ないこ、If、悠佑の6人。ライブは、これまでの活動を振り返る映像からスタート。せり上がりからメンバーが登場すると客席のボルテージがいきなり最高潮に。最初の曲は「恋の約束」。-hotoke-は歌えずに涙を見せる場面もあった。初兎は「約束の武道館。約束した、あの日から3年。僕たちいれいす、武道館に来ました!」と念願の武道館ライブを喜ぶ。その後、自己紹介を行うことに。りうらは「まさにきょうが夢の舞台。気合入りまくりでね。気合入りすぎて空回りしちゃっているところはあるんですけど(笑)。きょうは夢の舞台なので一生の中で1番最高の思い出になるように盛り上げたいと思います」と話した。 続けて-hotoke-は「最初から泣いてしまったんですけど…」と照れながら「みんながいるので楽しんで歌うので聞いてください」と呼びかけた。初兎は「気合入ってまして。つい最近、いれいすの公式から『BlanchE NeigE』のライブ映像が出たんですけど、あの日から10キロ痩せました。武道館に向けて頑張りました。カッコいい姿、見逃さないでください」とメッセージ。続く、ないこは「初兎ちゃんに言われましたので僕も言いますけど、つい先日ライブ映像が出ました。あの時から僕もダイエットしてまして。体重が1キロ増えました。ちょっと健康になりました」とボケて笑わせながら「満席、ありがとうございます!皆さんの人生に残る伝説の1日にするので、きょうはよろしくお願いします!」と宣言した。 Ifは「こんにちは~」とマイクを使わずにあいさつし、改めてマイクを握ると「約束の場所、来れました!もう僕たち全身全霊でぶつかっていくだけなので、ぶつかってきてほしいです!よろしくお願いします」と語っていた。悠佑は「マイク使わないのは俺のネタ」とツッコミながら「初兎が10キロ痩せたように、僕も去年の1月から14キロ落としました!きょうは1日よろしくお願いします!」と呼びかけた。 ライブ本編は、ほぼMCなしで一気に駆け抜けた。本編最後に歌ったのは、まふまふ書き下ろし楽曲の「星降るフェアリーテイル」。そして、観客の「アンコール」の声にあおられて、メンバーたちは再登場した。「ENCORE!!」&「Never & Roll」を続けざまに披露。-hotoke-の目から再び涙があふれた。最後はダブルアンコールも。この日、初披露となった「Irregular Dice」を万感の思いで歌唱し、ライブをファンとの約束のライブを締めくくった。 ■メンバーコメント 【りうら】 ありがとうございました。ただただ楽しくて、寂しいくらい一瞬の時間でした。この笑顔を忘れたくないから、よく見せて。ありがとう。本当にありがとう。きょう、この光輝くこの最高の景色を見るために、いれいすを結成したその日から僕は走り続けてきました。日本武道館の夢を掲げた頃の僕は、何も持たない高校生でした。そんなただの子どもだった僕を、この5人のメンバーと、スタッフさんと、そして何より、きょうまでりうらのことを好きでいてくれた君が支えてくれました。21歳でこの日本武道館という舞台に立てることは本当に特別なことで、普通じゃありえないことで、環境だったり、関わってくださる方々だったり、応援してくれるみんなだったり、全てに恵まれてここまで来ました。普通の大学生みたいな学校生活を送れていなくて、いわゆる一般的な青春というのは経験できてないのかもしれない。失って初めて気付くっていう言葉があるけど、今まで当たり前だと思ってきた学校生活が徐々にできなくなってきて、友人の遊んでる姿を見て、ちょっとうらやましく思ったりだとか、本当にこの道が正解なのかって揺れていた、そんな時期もありました。でも、僕はこの歌い手という道を選んで後悔はありません。この道こそが僕だけの青春なんだって、今は自信を持って言えます。きょうの今でりうらとしていられたこと、本当に幸せです。そして、そんなりうらとしての奇跡。奇跡の隣にはいつも君がいました。君がいなかったら今の僕はいないし、きょう夢をかなえることはできませんでした。夢にたどり着くまで、その先を側でずっと照らし続けてくれたのは君です。君が僕の中で変わることのない一等星です。愛しているじゃ足りないぐらい愛しています。今日は本当にありがとうございました。 【-hotoke-】 僕たちの夢の武道館にお越しいただき本当にありがとうございました。きょう、ここでライブが開催できたのは本当に奇跡だと思っていて、僕たち6人がめぐり合ったことや、君が僕たちにめぐり合ってくれたこと、そして、きょう武道館に、ライブビューイングに みんなが集まってくれてること、これは全て本当にたくさんの奇跡にも積み重ねて成立したと思っています。僕も この夢の舞台に来るまで、大きな大きな奇跡が1つありました。これを言うの本当に悩んでたんですけど…。せっかくの武道館なので伝えさせてください。2021年6月17日、少しの間、活動をお休みしますと言って、実は1度いれいすを脱退していました。つらいこともたくさんあって、夢を諦める選択をしてしまいました。それはみんなに伝えるために、みんなに直接あって「今までありがとう」を伝えるために行ったんですけど、メンバーがいることや、みんなの夢に向かっていく姿勢の全てで、やっぱり僕もみんなと一緒にいたいなって…。そう思って、本当は自分の道に進もうとしていたのに、みんなの声が僕の夢を諦めさせてくれませんでした。みんなに伝えなきゃ伝えなきゃと思って時間を取ってもらって、何十分、何時間も会議をしました。沈黙が続く会議で「辞めます。今までありがとう」と、その言葉を言うために集まってもらったのに、なんでかわかんないけど「辞める」の3文字が言えなくて、気付いたら「いれいすを頑張りたい」って。そしたら、みんなも当たり前のように僕を迎え入れてくれて。それからもたくさんのすてきなリスナーさんに出会って、たくさんたくさんの人たちが頑張って、みんなに出会って、今この武道館に立つことができています。僕はその時から決めていたんですけど、夢の武道館に立ったら、まずはこのメンバーの5人に「ありがとう」を伝えようと思っていました。(メンバーの方を向いて)ゼロから始めて、1度辞めた時もあったけど僕はこの6人だから、この6人じゃないと絶対にここに来れなかったと本当に思っています。武道館に6人で来れて、誰も諦めずにここまで来れて幸せです。(観客へ向き直し)僕が僕らがここまで頑張り続けてこれたのは、まぎれもなく出会ってくれて応援してくれた君がいたから僕は今このステージに立っています。武道館に来てくれた皆さん、そしてライブビューイングで見てくれている皆さん、きょうは来れなかったかもしれないけれど、ずっとずっと応援してくれている皆さん、みんなでいれいすだと思っています。だから本当にきょうは、このすてきなステージを、僕たちに夢を与えてくれて、そしてかなえさせてくれて、本当にありがとうございました。 【初兎】 まずは、きょうは本当にありがとうございました。ヤバイ、泣きそう!僕も3年間いろいろあって。楽しいこともあったし、いむくん(-hotoke-)と同じぐらいしんどい時もあって。初兎としていられる自信が全くなかった時期もあったし。正直な話、武道館来るきょうまでもこういうのあって。メンバーにめっちゃ相談して、武道館無理かもみたいな。武道館決まってからも苦しい瞬間が結構あって。自分でどうしようもできないのが悔しくて。気持ちがコントロールできなくなってきて。苦しい時期があったんですけど、踏ん張れたのは本当に最高の5人と、ここには立てないんですけど、僕には親友とか友だちとか、それ以上に家族みたいなスタッフのみんながいて。その人たちと自分の事のように幸せを願ってくれるみんながいたから、踏ん張って少しでも恩返しをしようと思って、ここまで来ました。本当にありがとうございます。1つだけ伝えたいことがあって。きょう来てくれてるみんなと、きょう来たかったけど来れなかったライブビューイングだったりとか、ライブビューイングにも来れなかった人もいるかもしれないし、応援してくれてるみんなに伝えたいことがあって。俺が今苦しいからこそ思うことがあっても。自分にも思うことやねんけど、一言で。「そのままでいいんだよ」っていうのを伝えたくて。弱いことって悪いことじゃないから。強がることも大事やねんけど、弱いのも認めて、それも含めて自分やと思うから。弱ったら頼ったらいいし。頼る人がおらんかったら、俺が苦しい時にみんなを頼ったみたいに、俺らがその存在になるように頑張るから。俺のことか音楽とか存在で、みんなのそういう存在になれたらなって思うから。俺はまだまだ辞める気ないってここで言い切るし、もっともっと頑張りたいと思うから、これからも初兎を、いれいすをよろしくお願いします。最後に1つだけいいですか?いつも応援してくれてありがとう。愛してるよ。 【If】 みんな、いい話するね。まずは本日、日本武道館にお越しいただき、ありがとうございます。感無量です。こんなサラリーマンが、こんなすてきな舞台に3年と数ヶ月で立てました。それはみんなも言ってたけど、最高のこの6人と支えてくださってるスタッフさんと君らリスナーさんのおかげです。本当にいつもありがとうございます。突然ですけど、推し活って言葉が最近流行ってると思います。皆さんもきっと推しがいて、きょうこのライブ来てくださってる方がほとんどなんじゃないかなって思うし、別にいれいすのこと知らんけど連れてこられたって子もいるかもしれません。ライブビューイング見てる子も、たぶんそんな子いるんちゃうかなと思うんですけど。でもいいことばっかじゃなくて、推し活って悪い意味で最近よく聞くなって僕は思ってて。それがすごく残念だなと思っています。誰かの夢を一緒に描いて追いかけるってすごいすてきなことだと思うんですけど、僕個人的には、僕たちみたいに応援してもらってる側だけがその応援を享受するんじゃなくて、応援してくださってる君らにも何かポジティブな、人生の中における、ちっちゃい勇気とかモチベーションとか、そういう形で還元されるもの、そういうウィンウィンな関係のものが、僕は推し活であるべきだと思っています。きょう、僕たちは君らのおかげで夢かなえられました。でも、夢かなえるのは僕たちだけじゃないです。君らリスナー一人ひとりにも人生があって、僕は心の底から一人ひとりに幸せになってほしいと思っています。今日来てくださってる人は、たぶん若い子めっちゃいるんちゃうかなと。10代の子とか、10歳になってませんって子も見たりするんちゃうかな。可能性めちゃめちゃあふれてます。いろんなことに挑戦して、正直やってみなわからんしな。食わず嫌いみたいなもんって、いっぱいあると思うねんけど、いろんなことやってみて、熱意持てることをなんか見つけてほしいと僕は思ってます。で、歳言ってないですけど僕と同じぐらいか、僕より上の大先輩いらっしゃると思います。新しいこと始めるの、めっちゃ腰重くなってくるんですよね。でも、始めるタイミングって関係ないです。僕もサラリーマンやりながら、こんなキラキラしたアイドルみたいなことやってます!日本武道館立ちました!タイミング、関係ないですよ!僕はマイクを置く最後の瞬間まで頑張ってる姿を応援してくださる皆様に見せ続けたいし、 寄り添っていきたい。小さくても1歩ずつ歩みを止めたくないなと思います。きょうは本当に夢をかなえられてよかったです。ありがとうございました。 【悠佑】 もうみんな、あらかた話し尽くした感じしますけど(笑)。まずね、僕は1番最初に伝えたいのは「ありがとう:なんです。まず、来てくれたみんなもそうやし、育ててくれた親もそうやし、面倒見てくれた先輩もそうやし、このいれいすのライブをずっと支えてくれてる裏方のスタッフもそうです。もうね、本当にみんなそれぞれ大好きで。きのうね、そのスタッフから「今までずっと頑張ってきてくれてありがとうございました。一緒に頑張ってくれてありがとうございました」っていうLINEが来て、それで泣いてしまって、もう話そうと思って考えてきたこと全部いいやってなっちゃった(笑)。僕、個人的に歌で人は救えるって思って、ずっと歌ってるんです。ちょっと1つ話があって。僕の先輩から電話がかかってきて、そん時に出れんかったんすけど、「出れなくてすいません。何があったんですか」って言ったら、その先輩と仕事を一緒にした人のお子さんが学校行けんかったって。でも、最近いれいすの歌聞いて、ちょっとずつ元気になって、いれいすがきっかけで友達ができて「それで、ちょっとずつ学校に行くようになった」と。めちゃくちゃうれしくない?俺も音楽でもともと元気もらってたから。ちらほらあったけど、最近めちゃくちゃ多くて。いれいすのおかげで、学校行けました、友だちできましたって、めちゃくちゃうれしくて。その日、涙、ボロボロ出た。それがよぎって、最初ステージ出る前に-hotoke-とちょっとポロポロ泣いてるんですけど(笑)。きょう何回泣いてるか知っとる?。3回ね(笑)。たぶんまだ泣きそう(笑)。だから、こうやって歌っててよかったなって思えることが、直接に伝わってくるぐらいになった。とりあえず、歌っててよかったって、やめないでよかったって。辞めさせてくれんでよかったって。こいつらが、お前らが。本当にありがとうございます。幸せです。ずっと歌を辞めないから。歌い続けるから。 【ないこ】 いいメンバーですね。よく着いてきてくれたね、みんな。何回辞めそうになったか。いむだけの話じゃないんだよ。まずはきょう、いれいすの夢の日本武道館ライブ、見に来てくださって本当にありがとうございます。そして、ここまで僕たちを信じて着いてきてくれてありがとうございます。まず一言、今ここにいる、武道館にいる全リスナーと、ライブビューイング見てくれてる全リスナー、いれいすメンバーと、もう全人類に一言言わせてください。「俺たち、いれいす、不可能な夢をかなえたぞ!」。この夢は何もなかった俺たち6人だけじゃなくて、ここにいる全リスナーさん、俺たちを支えてくれた全ての関係者の皆さん、全ての人でかなえた夢です。最初は僕ら右も左も本当にわかんなくて。ただの社会人。歌なんて歌ったことない、ライブしたこと1回もないみたいな、そんなのがリーダーやってたんですよ。結成して3年ちょっと経ちますけど。でも何もわかんないから。歌ってどうやって作るの、CDどうやって作るの、ライブってどうやってやったらいいの、僕らインターネットで活動してるんで、生配信って何、SNSのサブ垢って何、と。それを全部調べた。僕らが武道館ライブやりたいって決めたから、やるために必要なことは全部やって、全部自分たちで、いちから作り上げてきた。この6人で。本当に最初は僕らが全部、めちゃくちゃ泥臭いこととかも含めて、1日何時間も何十時間もやってきました。僕ら、死ぬ気で頑張ってたんですよ。本当にメンバー多分全員、僕含めて全員、どっかで辞めようって思ってしまうくらいしてた。けど、やり続けてきたら、だんだんと仲間が増えてきました。仲間っていうのは、今ここにいるリスナーさんももちろんそうだし、スタッフの皆さんもそうだし、関わってくださった同じ歌い手の仲間だったり、関係者の方だったり、大先輩だったり。いろんな方が僕らの仲間になってくれました。そんなふうに僕らは必死で活動を続けて、仲間が増えて、そして気付いたら3年経って、みんなに約束した武道館ライブをかなえることができていました。本当に皆さんありがとうございます。繰り返しになるんですけど、リスナーの皆さん、いれいすメンバー、関係者の方々、保護者の方々、全ての皆さんに一言感謝させてください。僕は本当に人生めちゃくちゃ面白くない、マジでつまんない人生歩んできました。いれいすに出会って、もう世界が変わりました。こんな楽しいことないし、こんなデカい夢を追いかけたこともないし、こんな希望に満ちた毎日が来るとは思ってなかった。だから、僕と一緒に夢をかなえて、僕を救ってくれて本当にありがとうございます。僕はこんな出会いをずっと待ってました。君に出会えて、武道館かなえることができて、本当に幸せです。僕らの物語は終わりません。まだまだ先があります。みんなで夢かなえたことは本当に誇りに思うし、一生の宝物にします。本当にありがとうございます。もう僕の残りの人生も全部みんなに捧げるから、これからも僕らに着いてきてください。今日は本当にありがとうございました。 ■『いれいす One Man Live in 武道館』セットリスト 01.恋の約束 02.推しが見つかる3分ちょい!2023ver. 03.推せ推せ!いれいす応援団! 04.Irregular Quest 05.言いたいことがあるんだよーーー!! 06.Brave 07.恋の方程式 08.Place to be 09.Paparazzi 10.Clutch 11.Medley(Advance/RAID OF DICE/ジダンダーナイ/DOG BOY/Crazy Dice/DICE) 12.一等星(りうらソロ) 13.踊るスカイハート(-hotoke-ソロ) 14.ReinE(初兎ソロ) 15.レグルス(ないこソロ) 16.Sky Blue(Ifソロ) 17.夜想歌(悠佑ソロ) 18. 恋星エトワール 19.Blue Moon 20.It’s Showtime 21.ONE 22.逆境STORY 23.僕らが導く約束の物語 24.Stage!/Seventh! 25.Celebration 26.君のために生まれてきた 27.星降るフェアリーテイル -ENCORE- 01.ENCORE!! 02.Never & Roll 03.僕らが描いた夢のその先に -W.ENOCORE- 01.Irregular Dice