篠原涼子×バカリズムがオークラ脚本のフジ金9『イップス』でW主演 “書けない作家”と“解けない刑事”の倒叙ミステリーコメディ【コメントあり】
篠原涼子とバカリズムがW主演を務める金9ドラマ『イップス』(フジテレビ系 毎週金曜 午後9時~9時58分 ※初回15分拡大)が、4月12日(金)にスタートすることが決定した。バカリズムは本作がゴールデン帯連ドラ初主演となる。 ドラマのタイトルとなっている “イップス”とは、心の葛藤により筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと。本作は、小説を“書けなくなってしまった”おしゃべりなベストセラーミステリー作家と、事件を“解けなくなった”自己評価高めのエリート刑事という互いにイップスを抱えた2人が、事件を解決していくミステリーコメディー。絶不調なバディがお互いを補い合い、小気味よい会話劇を繰り広げながらコミカルタッチに犯人を追い詰めていく。 完全オリジナルストーリーとなる本作は『古畑任三郎』(1994年ほか、フジテレビ系)などをほうふつとさせる倒叙式の構成となっており、多彩な顔触れとなる犯人には毎話豪華ゲストが登場する予定。 バディを組む篠原とバカリズムは、映画「ウェディング・ハイ」(2022年)で脚本家と主演としてクレジット共演していたが、演者同士としての共演は初めて。そんな2人が、イップスを抱えてもがき、時には助け合いながら謎を解き明かしていく。 主人公は、ミステリー作家・黒羽ミコ(篠原)と、警視庁捜査一課刑事の森野徹(バカリズム)。デビューから立て続けにベストセラーを連発して人気作家の仲間入りを果たしたミコだが、現在は書けなくなってしまい、持ち前の会話術と洞察力を武器にワイドショーのコメンテーター業を副業ながら本業並みにこなしていた。 一方、森野はかつてはエリートとして組織内でも一目置かれる存在だったが、ある出来事をきっかけに解けなくなってしまった。ミコの作品の大ファンだったが、最新作の完成度が悪く、コメンテーター業ばかりで新作を出さないミコにいら立ちを募らせ「トリックがダサい」とSNSに書き込むなどアンチ化。刑事でありながら、ノモリというアカウントで日々ミコの小説についてアンチコメントをつぶやいていた。 プレッシャーによって普段は何も考えずにできていることが急にできなくなってしまうイップスを抱える2人は、仕事から逃避するために訪れていたサウナ施設で偶然出会い、殺人事件に遭遇することであれよあれよとバディを組むことに。 ミコは「小説のネタが拾える」「生の死体見るの初めて」と事件に興味津々。対する森野は捜査に身が入らない中でも、刑事としての鋭い洞察力を見せミコと共に真相に近づいていく。2人の捜査から犯人の目星は付き、容疑者本人に問い詰めようとするが、森野のイップスが発動してしまい…。 犯人が仕掛けたトリックを暴いていく謎解きミステリーでありながら、コミカルな会話劇と世界観で描かれるコメディー色が強い本作のメガホンをとるのは、バカリズムも脚本に関わっていた『素敵な選TAXI』(2014年/カンテレ・フジテレビ系)や、『ロス:タイム:ライフ』(2008年/フジテレビ系)で監督を務めた筧昌也。 脚本を務めるのは『となりのナースエイド』(2024年/日本テレビ系)、『ドラゴン桜 第2シリーズ』(2021年/TBS系)など、近年話題のドラマ作品を多く手掛けているオークラ。『素敵な選TAXI』や『黒い十人の女』(2016年/日本テレビ系)で、バカリズムへの脚本協力を経験するなど、親交もある。