10月15日、公示を迎えた衆議院選挙。公職選挙法の改正に伴い、島根県の選挙区で区割りの変更が適用されます。これまでと違う選挙区での投票となる住民からは困惑の声も聞かれました。 島根県の中南部に位置する飯南町。選挙区はこれまで島根2区でしたが、公職選挙法改定に伴う区割りの見直しで、今回の選挙から島根1区となりました。衆議院解散翌日の10月10日、住民に聞いてみるとー。 飯南町の住民 「2区かなと思ったけど‥2区？」 「今さっき（島根1区の候補者の）選挙カーが走っていたけど、走っても意味がないと思ったけど、区割りが変わったから意味があるんだ…」 「1区ですよね？今回から変わって。全然わからない方ばかりでしょ。ちょっと遠くなったような感じがします」 「一票の格差」を是正するため、島根県は新たな区割りが適用されます。これまで飯南町は2区、雲南市と出雲市は1区と2区に分かれていましたが、区割りの見直しで飯南町は1区。また、雲南市は全域が1区、出雲市は全域が2区へ変更されます。島根1区では、今年4月に衆議院の補欠選挙が実施されましたが、わずか半年後に新しい区割りで再び選挙が行われることになります。 変更の対象となる3つの市と町では、有権者にチラシを配布するなどして新しい区割りを周知しているということです。区割りの変更によって、得票にどのような変化があるのか注目されます。