松本ぼんぼん 50回の節目に128連・7000人 猛暑吹き飛ばす
松本の夏を彩る「第50回夏まつり松本ぼんぼん」(実行委員会主催)が3日、長野県松本市中心街で開かれた。昭和50(1975)年に始まったまつりが50回の節目を迎え、観客の飛び入り参加など新しい企画も行われた。128連・約7000人が参加してサンバ調の音楽に合わせて踊り、街を熱気で包んだ。 オープニングセレモニーで、50回連続出場する6連などを表彰した。実行委員長の赤羽眞太郎・松本商工会議所会頭が「松本の夏を楽しもう」と呼び掛けて踊りが始まった。 新型コロナウイルス禍で参加を見合わせていた団体が戻り、企業や小学校などの連は昨年よりも増加、息の合った踊りでその喜びを表現していた。コンテストの審査終了後に飛び入り参加が解禁されると、沿道の観光客らも連に交じって踊りを楽しんだ。 コンテストは一般と子供に分けて審査を行った。一般連はアザレ、子供連は開智サッカースポーツ少年団が最優秀賞に輝いた。 第1回から松本ぼんぼんに携わる松本商店街連盟の山田善敬会長は「50回の伝統を引き継ぎつつ、時代に合ったぼんぼんにすることで歴史を重ねていきたい」と意欲を語っていた。
市民タイムス