東海道・山陽新幹線、運休や遅れ 始発から、午前には運転再開
静岡県内の大雨で16日に一時全線で運転を見合わせた東海道・山陽新幹線は17日も始発から運休や遅れが出た。上りの博多―浜松、下りの浜松―新大阪では一時運転を見合わせ、午前8時半ごろまでに再開した。 【写真】「こんなに疲れた日はない」駅に人あふれ、新幹線内で足止め 運転見合わせ、最大5時間半 16日
JR東海と西日本によると、16日は運転見合わせでダイヤが大幅に乱れた。東海道新幹線では少なくとも上下185本が運休、240本が最大9時間半以上遅れ、約30万5千人に影響した。このため、17日に新大阪駅を出発する上りの始発の準備に時間がかかって列車を駅から動かせず、運転を見合わせた。 新幹線の各駅は朝から混雑した。改札や窓口には運行情報を確認する利用客の姿が見られ、連日のダイヤ乱れに疲れや戸惑いを隠せない様子だった。東京駅では実家の大阪に帰省していた東京都江東区の会社員中村亮太さん（34）が「運休についてのアナウンスが足りない。中途半端な発表で、こんなことになった」と怒りをあらわにした。
