衆院選公示｜新潟2区

いよいよ衆院選が公示され、候補者たちの舌戦がスタートしました。 県内では、5つの選挙区に15人が立候補を届け出ました。各候補者たちは、政治不信や物価高騰対策など、課題に対してどんな政策を訴えるのか。そして、新たな区割りでの初めての選挙をどう戦うのでしょうか。 【動画】【衆院選公示｜新潟2区】野党・無所属3人が立候補【新潟】 【新潟2区】で立候補したのは届け出順に、立憲民主党の前職・菊田真紀子さん、無所属の前職・細田健一さん、日本維新の会の新人・井上基之さんの3人です。新潟2区は、県央地域を中心に有権者13万人を抱える新潟市西区などが新たに加わり、有権者数は約40万人です。 8期目を目指す立憲民主党の前職・菊田さんは、三条市で選挙戦をスタート。裏金問題を受け、相手候補が自民党から非公認となったことへの対応を痛烈に批判しました。 ■立憲・前 菊田真紀子候補 「裏金議員といわれた人の選挙区として注目を集めることになった。新潟2区の皆さんの良識が問われている。」 これまで旧4区で戦ってきた菊田さん。燕市や新潟市西区など5割以上が新たな選挙区となる中、ものづくりの産地への投資・地方で働く人の賃金アップ・教育の無償化などに取り組み『安心して暮らせる社会を目指す』と訴えました。 ■立憲・前 菊田真紀子候補 「政権交代を実現して政治改革を実現したい。ゲリラ街宣で考え・政策を広く訴えたいと思う。」 無所属での出馬を決断した前職の細田さん。裏金問題を発端に自民党から非公認とされましたが、第一声には自民党の地元県議や市町村議なども集まりました。 ■無所属・前 細田健一候補 「小選挙区で勝つしか生き残る道はない。新潟を前に進める、日本を前に進める課題に取り組めるようお力添えをお願いします。私を助けてください。」 自民党県連は、独自に推薦を出して支援体制を構築。第一声には公明党の関係者も訪れ、細田さんは「自民党の人間として戦う」と強調しました。能登半島地震からの復興や農家の所得安定・若い世代の起業支援などのため、国の予算を増やしたいと訴えます。 ■無所属・前 細田健一候補 「課題にしっかり取り組めるのは、連立与党なのか野党なのかを問いかけたい。(新選挙区に)まだなかなか浸透していないのが現実だと思うので、大変厳しい選挙だが頑張りたい。」 日本維新の会の新人・井上さんは、出身地でもある新潟市西区で第一声を上げました。社会福祉法人の理事長を務め、次世代への投資を強調します。 ■維新・新 井上基之候補 「教育の無償化だったり、社会保険料の引き下げで手取りをあげる。そして、経済の好循環を回して持続可能な社会保障制度設計に見直していく。ここにしっかりと取り組みたい。」 2区内で最も多い約13万人の有権者を抱える西区を地盤とすることが『大きなアドバンテージ』と語ります。自民党への不信感を追い風に、『古い政治を打ち破る』と意気込みました。 ■維新・新 井上基之候補 「農村部であるとか目を向けなければならない課題はいっぱいあるので、くまなく各地域を回りながらしっかりと、まずは井上基之を知ってもらって訴えを広げていきたい。」 衆院選の投開票は27日、期日前投票は16日から始まります。