横浜国際メインプール、存続求める選手らのメッセージ2368通提出 市が廃止計画
夏はメインプール、冬は体育館として利用されている横浜国際プール(横浜市都筑区)のメインアリーナを通年で体育館化し、メインプールを廃止する再整備計画案をめぐり、神奈川県水泳連盟は27日、横浜市の山中竹春市長あてに、メインプール存続を求める選手や指導者のメッセージ2368通を提出した。 【別カット】横浜市が廃止案を示している横浜国際プールのメインプール これまでに1万7379人分の署名が提出されており、県水連が提出した同プールの存続を求める意見は1万9747通となった。 同市は、現在メインプールで開催されている県レベルの主要大会をサブプールで開催できるようにするため、サブプール用の補助プールを建設する方向で調整を進めている。 これに対し、日本水泳連盟などは同日、横浜市役所で記者会見し、サブプールは観客席数が多くても700程度にしかならないことや、プールサイドが狭いことなどを問題点として指摘。 県水連の高橋憲司会長は「県レベルの大会は、サブプールの機能を強化してもできない」と、改めてメインプールの存続を訴えた。 会見では、日水連の鈴木大地会長が要望していた山中市長との面会が断られたことも明らかにされた。日水連の金子日出澄専務理事は「(日水連としての)水泳発展のための思いも伝えたいとの気持ちが強くあった。(面会が)かなわないことは残念」と話した。