低反発バットの影響は? 有力校は? 岐阜大会の見どころを語る
甲子園を目指す第106回全国高校野球選手権岐阜大会が6日に開幕する。64チームが4ブロックに分かれて熱戦を繰り広げる。岐阜県高校野球連盟の役員8人に見どころを語り合ってもらった。(高原敦) 【写真】岐阜大会の組み合わせ ■頭脳プレー、好機ものにするチームに期待 小川 (今春導入された低反発バットの影響で)本塁打が激減している。春は投高打低と言われてはいるが、この春の大会は特に減った。 だが、「高校生の順応ぶりは目覚ましいものがある」と話す監督さんが多い印象だ。一時は打てなくなったが、自分の体に合う振り方を習得し、打球も以前のように「まったく飛ばない」ということはないと。この夏も本塁打は減ると思うが、好機で低い打球を目指す打者が増えるのでは。これまでは振り回して柵越えを狙っていた打ち方が、「センター中心」「逆方向へ」というイメージの打球が増えていくのではと思う。 以前はクリーンアップに送りバントをさせることは少なかったが、この春からは4番にも送りバントをさせ、進塁させて次の内野ゴロで1点を取るという野球に変わりつつある。それを防ぐ守備位置も、内野手が前進守備を強く敷くといった戦術面の変化がみられる。 頭脳を使い、好機をものにする手法を確立しているチームが勝ち上がることを期待している。 鍵谷 継続的に選手を使い、育ててきたチームにより優勝の好機があると思う。 長良は、開会式の選手宣誓(中津吏穏主将)、アナウンス、コーラスを担当する。長良の風が吹いている。
朝日新聞社