2024年も残り半月「きれいになって~!」鳥取城跡の橋を小学生がピカピカに清掃 文化財学ぶ機会に
山陰中央テレビ
2024年も残すところ半月となり、新年を迎える準備が各地で進んでいます。鳥取市の鳥取城跡では16日、近くの児童たちがお堀にかかる大手橋を磨き、1年の汚れを落としました。 児童: きれいになってー! 鳥取市の鳥取城跡では、お堀にかかる大手橋の大掃除です。最低気温が4℃と厳しい冷え込みの中、近くの久松小学校の5年生約60人が欄干や擬宝珠を丁寧に磨いていきました。久松小学校では、気持ちよく新年を迎えようと、児童たちが毎年、大手橋の大掃除をしています。城下町・鳥取のシンボル大手橋は、幕末の頃の木造の橋が6年前に復元され、児童たちも授業などでよく渡っているということで、日ごろの感謝も込めて、雑巾を真っ黒にしながら磨き上げました。 児童: ふだん使っているお礼で、きれいにしてあげようという一生懸命な気持ちです。 児童: 石垣について全然考えたことなかったけど、磨いたりしていたら奥が深いなと思いました。 鳥取市教育委員会・細田隆博さん: 文化財は、残そうと努力されてきた先人によって今残っているものですので、子どもたちは次世代に継承する事にも気づいてもらって、次の世代に伝えていくような取り組みをしていただければありがたい。 鳥取城跡では、12月24日に城の入口にあたる中ノ御門に門松が置かれ、新年を迎える準備が整います。
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