【京都の朝ごはんの新定番】居心地抜群、地元民にも愛されるイタリアンバール
京都生まれ、京都育ちの食いしん坊、京都でおいしいものに出合いたければこの人に聞けばハズレなし!そんなアマジュンこと天野準子の絶品満腹口福アドレス。今月は地元・京都人もわざわざ早起きして訪れる朝食の新アドレスを紹介。 【写真】京都の朝ごはんの新定番
河原町今出川「イルランポ」
国内外からツーリストが訪れ、有名観光地は、朝早くから大賑わい。おのずと朝食需要も増え、朝食を出す店も増加中だ。 今年1月にオープンした「イルランポ」も朝9時30分から営業しているイタリアンバールだ。 オーナー田中春奈さんは、かつて河原町三条で同名のバールを営んでいたが、夫の転勤で広島へ移住。この度、6年ぶりに京都に戻り、場所も新たに復活を遂げた。
新たに店舗を構えた場所は自宅の1階。京都御所にほど近い住宅街にあり、看板はあるものの外観はほとんど家!中もうかがい知れず、一見さんには少し入りづらいが、扉を一度開ければ、居心地抜群だ。 先日は、京都旅の最終日の朝に訪れた女性一人客が「ここで朝食を食べてから街中を回ろうと思っていたんですが、このまま飲みます」と、朝からワインの杯を重ねていったとか・・・。
朝食メニューは、イタリア・ロマーニャ地方名物の薄焼きパン、ピアディーナがメインに。 マダムが広島に住んでいた時に、「やまのまんなかだ農園」の無農薬のベビーリーフと出会い、そのおいしさに感動。「このベビーリーフを京都の人にも知ってもらうには、ピアディーナで巻いて食べてもらうのがいい」と、店の看板メニューに決定。 ピアディーナを注文すると、ベビーリーフがこんもり盛られて出され、塩気の効いたプロシュートと共にいただけば、ベビーリーフの野性味溢れる生き生きとした味わいを楽しめる。 メニューには、ピアディーナ以外にも、お造りやソーセージ、チキンスパイスカレーなど、マダムの好きな料理がジャンルレスに並んでいて、朝から注文もOK。さらに、コーヒー一杯からウェルカムだ。 「旅に行ってる時って、歩き回って、とりあえず休みたいって時があるでしょ。そんな時にも立ち寄ってもらえれば」と、マダム。