定期船とびしまに「しあわせ鳥見んぐ」 ラッピング船舶、きょう16日から運航
定期船とびしまを運航する酒田市定期航路事業所は16日から、本県在住の漫画家わらびもちきなこさんの作品「しあわせ鳥見(とりみ)んぐ」のキャラクターを描いたラッピング船舶の運航を開始する。15日には船内と外観が報道機関に公開された。 「しあわせ鳥見んぐ」は本県を主な舞台にしたバードウオッチングがテーマの作品。現在は月刊誌「まんがタイムきらら」(芳文社)に連載している。作中で飛島を取り上げたことが縁で、市が発行する本年度の「飛島さんぽガイドブック」にもキャラクターが採用されている。 ラッピング作業は9月からの定期検査のタイミングで行われ、右舷側には飛島出身の「時庭翼」、左舷側は主人公の「宮内すず」が描かれた。船内にも2人の等身大パネルやポスターが設置されている。来年9月の検査時期までは運行し、次年度以降の継続は未定。 ラッピング船の運航に合わせ、同事業所待合室にもグッズの展示コーナーやポスター展示スペースを充実させた。中條和志所長は「これをきっかけに船に乗って飛島に行ってもらい、漫画の世界に浸ってほしい」と話した。