アミュ長崎新館が開業1年 来館者は倍増2500万人 「『良い場所』提供していく」
長崎市尾上町のアミュプラザ長崎新館は開業から1年を迎えた。運営するJR長崎シティは、アミュ長崎本館と長崎街道かもめ市場を合わせた3施設の1年間の来館者数が計2500万人(10月末時点)に達したと明らかにした。新館整備前で過去最多だった2018年度の約2・1倍で、想定を上回った。売り上げも「計画通りに推移している」という。 新館は昨年11月10日に正式オープン。同社は新館開業で店舗数・営業面積が増え、大型店舗や県内になかった店が入り「利用者層の幅が広がった。かもめ広場でのイベントの開催も集客につながった」とみる。 3施設の営業面積は計約4万7900平方メートルと、本館のみだった時と比べて倍増した。店舗数は計約280。1年間で新たに約100店舗が出店した。新館に入る86店舗のうち42が九州または県内初出店。コスメやセレクトファッションなどを多く取り入れ、「長崎になかった魅力」(同社)を追求してきた。 本館は1階の飲食エリアなどを充実させた3月のリニューアルが奏功し、前年を超える売上高で推移しているという。同社は「にぎわい創出」を目指し、新調したかもめ広場で、ほぼ毎週末にイベントを開催。同社の中野量太社長は「地元や県外の人に『良い場所』を提供していく。それをまちに広げることに力を入れたい」と話している。