『Re:リベンジ』最終話は衝撃の結末に? “海斗”赤楚衛二と“郁弥”錦戸亮の生き様に注目
いよいよ衝撃の最終話となる『Re:リベンジ-欲望の果てに-』(以下、『Re:リベンジ』/フジテレビ系)。医療過誤疑惑をもみ消そうとしていたことを理事会で明らかにされた海斗(赤楚衛二)には、もうあとがない……。果たして海斗はここで罪を認めるのか。そして、紗耶(見上愛)の自殺の真相は明らかになるのだろうか。今週も『Re:リベンジ』最新話を試写で観る機会を得たので、放送に先駆けて見どころを紹介していきたい。 【写真】睨み合う赤楚衛二&錦戸亮 最終話目前の第10話では、医療過誤隠蔽を暴こうとしていた紗耶が、亡くなってしまう。遺書が見つかったことから自殺として扱われるが、何者かの手によって殺された可能性が高い。さらに郁弥(錦戸亮)と陽月(芳根京子)も、海斗の医療過誤隠蔽を暴くべく理事会を開く。最後まで隠蔽を貫き通そうとしていた海斗は、若林(橋本淳)の証言により、いよいよ窮地に立たされてしまうのだった。 今回最も注目してほしいのが、海斗のたどり着いた“欲望の果て”である。たとえどれだけ葛藤し苦しんでも、また皇一郎(笹野高史)からの圧力があったとしても、海斗が医療過誤疑惑の隠蔽に加担したのは事実だ。一度起こしてしまったことは変えようもない中で、海斗は罪を認めるのか、そしてどんな未来を選択するのかが最終話のキーとなる。 そして“欲望の果て”を見届けるべきは、何も海斗にかぎったことではない。これまで海斗に入れ知恵してきた皇一郎や、敵対関係にあった郁弥もまた、行く末を見届けたいキャラクターなのである。彼らにとって本当に大切なものはなんだったのか。『Re:リベンジ』が描く驚愕の物語を最後までその目で見届けてほしい。
最終話では郁弥(錦戸亮)の“新事実”も明らかに
最終話では、改めて郁弥の存在と、演じる錦戸亮の芝居にも注目したい。第9話、第10話でははじめの頃の印象を覆すような穏やかな表情で郁弥を演じていた錦戸。そこには医療過誤を見過ごさない正義感があり、頼もしささえ感じられた。 だがその一方で、後半の出番は控えめだった印象も。最終話ではそんな郁弥の思わぬ事実も明らかになり、これまでの謎も回収されることになる。郁弥が理事会で海斗の隠蔽を暴いた理由は、そして天堂記念病院に近付いた目的はいったい何だったのか。そんな物語の核に大きく迫る部分がいよいよ描かれ、濃密な時間を堪能できる。錦戸が様々な表情で魅せる郁弥という人間の生き様を、目に焼き付けてほしい。 ラストは壮大な“リベンジ”を突きつけられた気分になった『Re:リベンジ』最終話。海斗の変貌ぶりに目を見張る後半戦だったが、最終話で一気に全ての登場人物の置かれた事態が動き出す。驚きの連続でありながら絶妙なカタルシスも得られ、早くも続きがあってほしいとさえ思えてしまう。この衝撃の結末を知ったときには多くの人と分かち合い、語り合いたい気持ちになることだろう。
Nana Numoto