歌舞伎と歌劇がコラボ 桜花昇ぼるが解説&舞踊 片岡松十郎、千壽、上村吉太朗ら次代を担う歌舞伎俳優出演
歌舞伎をユーモアあふれた解説と、分かりやすい演目の2本立て「南座 歌舞伎鑑賞教室」が11日、京都南座で初日を迎えた。 【写真】『京人形』であでやかな舞を見せる松十郎と吉太朗 1部では元OSK日本歌劇団トップスター桜花昇ぼるが、歌舞伎俳優の片岡千壽とともに、歌舞伎ならではの男性らしさと女性らしさについて、歌劇との違いを交えて分かりやすく解説。続いては、めったに見られない歌舞伎と歌劇の異色のコラボレーションとして、桜花と千壽、片岡愛治郎が舞踊を披露した。 2部では趣向に富んだ華やかな舞踊『銘作左小刀 京人形』を上演。彫工が彫り上げた人形が踊りだす、ファンタジー要素満載の名作舞踊で、片岡松十郎が彫工の左甚五郎、千壽が女房おとく、上村吉太朗が京人形の精を演じた。上方歌舞伎の次代を担う俳優の熱演に、会場からも大きな拍手が送られた。 19日まで。