懸賞金で国民を操る謎の男の“殺人依頼”に狂わされる…チョ・ジヌンらに「演技が凄すぎてゾクゾク」の声<NO WAY OUT:ザ・ルーレット>
世界を震撼させた凶悪犯の命に懸賞金200億ウォン(約22億円)を懸けた“公開殺人依頼”を巡り、さまざまな闘いが繰り広げられる韓国ドラマ「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」の第1、2話が7月31日に配信された。第1話では破産の危機に陥り、多額の金に目がくらんだ警察官のペク・ジュンシク(チョ・ジヌン)を筆頭に警察チームや市民たちを相手に“究極のミッション”が宣告された。SNS上には、視聴者から「チョ・ジヌンとユ・ジェミョンが最高だ!」「演技が凄すぎてゾクゾクする」「出演者熱い!」など、キャスト陣の演技を称賛する声が続々と寄せられている。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】「梨泰院クラス」ユ・ジェミョンの“胸くそ悪い”怪演にゾクッ! ■前代未聞のサバイバルゲーム 同ドラマは女性を狙った凶悪犯罪で13年間服役し、韓国で最も嫌われている“国民の敵”キム・グクホ(ユ・ジェミョン)の出所を機に、“マスクマン”と呼ばれる謎のネット配信者がルーレットで決めたグクホの殺害に懸賞金200億ウォンを懸けたミッションを全国民に課すという前代未聞のサバイバルゲームを描く。 第1話は、“マスクマン”のルーレットによって決死の戦いを繰り広げる男たちの姿が映し出され、ターゲットとなった男ユン・チャンジェ(イ・グァンス)の耳を切り落とすという酷いミッションに挑む様子から始まる。ジュンシクは、チャンジェに危害を加えた男に事情聴取を行うため彼の家を訪れ、謎の仮面マークが貼られたスーツケースを発見。その中には多額の現金が隠されていた。 加害者の男と鉢合わせたジュンシクは、逃亡する男を追い掛けるが、不運にも男は階段から落下してしまい、命を落としてしまう。破産危機に陥っていたジュンシクは、再び彼の家に戻りスーツケースをこっそり持ち出す。 一方、緊急会議で集められたジュンシクら警察官たちは謎の男“マスクマン”がルーレットで金額とミッションを決める妙な映像を見せられる。見覚えのあるマスクのマークに動揺するジュンシクだったが、それを隠すために「17時にスタジアムで10億ウォンをばらまく」という新たな宣告の警備に進んで出向いていく。 ■多額の賞金に惑わされる市民たちは大パニック 本作はドラマ「シグナル」(2016年)、映画「悪いやつら」(2012年)のジヌンがどこか間抜けさが際立つ警察官ジュンシク役に、ドラマ「梨泰院クラス」(2020年)や「サムシクおじさん」(2024年)のジェミョンが凶悪犯グクホに扮(ふん)する他、キム・ムヨル、ヨム・ジョンア、ソン・ユビン、シュー・グァンハンら実力派俳優陣が出演している。 第1話の終盤では、スタジアムに集められた市民たちが空から降ってくる賞金をめがけて殺到し、スタジアム内は大パニックに陥る様子が描かれた。 そんな中、マスクマンは新たなミッションとして数日後に出所するグクホの殺人依頼を表明した動画を配信し、懸賞金として200億ウォンを懸けることを発表する…。賞金に目がくらみ、理性が保てなくなる人間たちの姿が映し出された。 第2話では、いよいよ出所したグクホの命を狙い動き出す市民たちや彼を警護するジュンシクら警察チームの攻防が描かれていく。一気に全国民から追われる身となったグクホを演じるジェミョンの“胸くそ悪い”怪演っぷりも見応え十分で、彼自身に罪はないのだが役者ごと嫌いになりそうなくらい演技がうまい。警察官らしからぬ警察官を演じるジヌンも含め、今後どういう展開になるのか、興味は尽きないし、つくづくお金って本当に怖いと思わされる。 ドラマ「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」(全8話)は、ディズニープラスのスターにて毎週水曜2話ずつ配信中。 ◆文=suzuki