「伊勢美し国醸造所」2周年 新酒「美し国ヌーヴォー2024」限定販売へ
11月1日に創業2周年を迎える「伊勢美し国(うましくに)醸造所」(伊勢市大世古)が同日、三重県産のブドウで作った新酒「美し国ヌーヴォー2024」を数量限定で販売する。(伊勢志摩経済新聞) 【写真】【その他の画像】「伊勢美し国醸造所」2周年 新酒「美し国ヌーヴォー2024」 伊勢志摩地域初のワイナリーとして2022年11月1日にオープン。大阪でワインの輸入や飲食店の運営などを行うブリス・ダイニング(大阪市北区)社長の鈴木卓爾さんが伊勢市出身であることから、ワインと食で地域を盛り上げたいと現地法人「伊勢志摩ワイナリー」を設立。同ワイナリーに併設し、伊勢肉のステーキを提供する「伊勢 福多亭」、ワインや地元産の酒が飲めるバー「斎庭 YUNIWA」、イタリア料理店「オステリア イルモスト」も運営する。今年から伊勢志摩でブドウの自社栽培を行い、2025年には自社栽培ブドウの使用比率を50%、2026年には90%に高めようと計画する。 「美し国ヌーヴォー2024」は、玉城町産「デラウェア」約350キロと、南伊勢町産「甲州」約15キロを使っで醸造した白ワインで、総支配人でソムリエの江頭篤彦さんは「甘いデラウェアに爽やかな酸味の甲州をブレンドし、フレッシュ感のあるすっきりした飲みやすいワインに仕上げた。伊勢志摩の食材はもちろん、土の香りのするゴボウのような根菜の煮物や天ぷらなど和食によく合うワイン」と説明する。 江頭さんは「自社サイトでの先行予約販売分は既に完売してしまった。11月1日から、『斎庭 YUNIWA』で数本の販売と試飲(グラス約20ミリリットル、200円)、土産物店「伊勢百貨店 五豊美(ごほうび)」(伊勢市本町)で数量限定販売する」と話す。併せて11月1日~3日、「伊勢 福多亭」「オステリア イルモスト」の食事利用客にグラス1杯を無料で提供するという。 江頭さんは「周年記念として販売する『美し国ヌーヴォー』。昨年も300本が完売し、好評だった。毎年11月1日を『美し国ヌーヴォー』の解禁日として、楽しみに待ってもらえるようなワインとして定着していけばうれしい。『美し国ヌーヴォー祭り』のようなイベントで地域全体を盛り上げることができれば」とも。 価格は3,960円(750ミリリットル入り)。限定280本。
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