19歳王女が、母の20年以上前のドレスを着回し…王室に伝わる「お下がり」文化
母から娘へ、または祖母から孫へと受け継がれてきたドレスを素敵に着こなす欧州プリンセスを拝見! 【写真】「ド派手」服も似合う母・マキシマ王妃
2024年9月17日(火)、オランダで行われた毎年恒例の王室行事、プリンシェスダーグ。 プリンス(王子)の日と称される祝日で、現君主がオランダ総司令官の合同会議で、玉座に座りスピーチを行われる、英国で言うところの議会開会式のようなものです。 ウィレム=アレクサンダー国王とマクシマ王妃に続き、長女で次期女王となるカタリナ=アマリア王女もご一緒に。さらには、次女アレクシア王女のお姿も。 昨今、ご両親とともに公の場での登場が着々と増えている姉妹ですが、それぞれタイプの異なる王女のファッションも当然似て非なりです。今回は、妹アレクシア王女ファッションにフォーカス! なぜなら、なんとマクシマ王妃のドレスを着回されていたんです。 そういえば…と思い出してみれば、他国でも母娘、または祖母&孫でドレスをシェアされているんです。通常のお仕事服ならまだしも、豪華なイブニングドレスすらも実は着回しされている皆様。 世代を超えても素敵な着回しスタイルをご紹介します。 まずは最新の母娘着回し、オランダ王室からです。
オランダ/アレクシア王女&母マキシマ王妃
鮮やかなスカーレット色のドレス姿のアレクシア王女。透け感のあるシフォンやチュールのような素材をお花のモチーフにしたり圧縮させたり、またプリーツにしたりと、細部に繊細な技が見事なデザインのこちらは、母マキシマ王妃が、20年以上も前にお召しになっていたもの。
ご結婚の翌年、メキシコ大統領夫妻がオランダを訪問された際の晩餐会でのマキシマ皇太子妃(当時31歳)。当然のごとく、ティアラにネックレスと豪華な王室ジュエリーを合わされています。
一方、娘アレクシア王女は、ブルーのサッシュと勲章をお着けになったこちらも正礼装ではありますが、靴はオフ白のサンダルヒール(ジャンヴィト・ロッシ)、ナチュラルカラーのクラッチ(これもマクシマ王妃からお借りになったVBHラグジュアリー)に、ネックレスはなんとスマイルのチャームがついたカジュアルなテイストのもの(ローザ・デ・ラ・クルーズ)と、若さが感じられるコーディネートにされているのが印象的でした。 小物使いこそ、軽めにされているとはいえ、そもそものドレスの胸の開きといったら! これを着こなされていることに驚きが隠せません。 お母様マキシマ王妃は当時31歳ですが、アレクシア王女は現在19歳ですよ…。なんて色っぽい…。
ドレスも同じなら、このおふたりとにかくソックリなんです♡ こちらを見れば一目瞭然。 お顔立ちも作りもなんとも似ていらっしゃる上に、アレクシア王女の今回のヘアスタイルにも注目です。サイドで分け目をつけ、高く逆毛立ちさせたスタイルも王妃と同じ。 欧州のプリンセスは大人っぽさが重要なので、こういうヘアスタイルを作られる上に、すでに19歳でもお似合いなのがすごいですよね。
MIZUHO NISHIGUCHI