【MLB】 ドジャースがフアン・ソトと面会へ ソトは金銭面に加え、環境も重視 争奪戦は残り1ヶ月足らず
日本時間11月19日、ドジャースが今オフFA市場の大目玉であるフアン・ソトとの面会を控えていると、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が報じた。ソトとドジャースの面会は今週中、早ければ日本時間水曜日にも実現するという。 通算201本塁打、通算出塁率.421、通算OPS.953という圧倒的な実績を持つソトは、今オフ26歳になったばかりという若さでFA市場へ打って出た。殿堂入り確実の強打者の契約は、移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」の予測で13年6億ドルに上ると見られている。これまでメッツ、ヤンキース、レッドソックス、ブルージェイズといった資金力のある球団がソトとの面会を行う中、ドジャースもソトとの面会を行うようだ。 ドジャースは主軸のテオスカー・ヘルナンデスがFAとなり、さらに右翼手ムーキー・ベッツを来季は内野で起用することを公表。ソトのポジションである外野両翼は、今オフの補強ポイントでもある。ただ、来季も贅沢税ライン(2億4100万ドル)を超過することは確実。ソト獲得のためにどれほどの本気度・予算で臨むかは定かではない。ただ、ソトは新天地の条件として、金銭面はもちろんのこと、環境面を重視している。ボストンの地元メディア「マスライブ」のショーン・マクアダム記者によると、ソトはレッドソックスとの面会で、球団の勝利への取り組み、球場や施設、選手の評価プロセスについて質問したという。同じく環境面を重視した大谷翔平のFA争奪戦を制し、今季世界一を成し遂げたドジャースはその点で有利かもしれない。 また、フェインサンド記者はソトがいつまでに契約するのかについて、12月10日から始まるウインターミーティングまでに決断が為される可能性があると指摘。実際、ソトの代理人であるスコット・ボラスのクライアントであるゲリット・コール、スティーブン・ストラスバーグ、アンソニー・レンドンなどは、ウインターミーティング中に大型契約を成立させている。ソト争奪戦も残り1ヶ月足らずの戦いになるかもしれない。