なぜ獲った…。ACミラン、冬の大失敗補強(4)得点ゼロ、給与受け取り拒否。男気はあったが…
2023年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイタリアの名門ミランが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。
FW:マリオ・マンジュキッチ 生年月日:1986年5月21日 在籍期間:2021年1月~2021年6月 ミラン通算成績:10試合0得点0アシスト マリオ・マンジュキッチの人間性に疑いはない。それでも、ミランがマンジュキッチを獲得したのは失敗だった。 ユベントスで活躍した実績があったマンジュキッチは、カタールのアル・ドゥハイルでプレー。2020年7月に退団したあとフリーになっていたところ、FWズラタン・イブラヒモビッチの負担を軽減できるアタッカーを探していたミランから声が掛かった。 コンディション良好とされていたマンジュキッチはすぐにピッチに立ったが、2月中旬に負傷して約2カ月の離脱。結局先発での出場は1回のみで、ノーゴールに終わった。 マンジュキッチは負傷離脱していた間の給料受け取りを辞退するなど、ミランに対して誠意を示した。若手主体のチームにとっては、良い模範だったかもしれない。それでも、戦力としてミランに貢献したかと言われればノーであり、期待外れだったことは間違いないだろう。
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