「パワプロ」世界大会で台湾選手が3位 「天国の祖母にささげたい」 eスポーツ
(台北中央社)野球ゲーム「WBSC eBASEBALLパワフルプロ野球」(パワプロ)の腕前を競う「WBSC eBASEBALLシリーズ」の決勝大会が現地時間9日、スイス・ローザンヌのオリンピックミュージアムで行われ、台湾から出場した尤瑋鍾(Hazuremon)が3位に輝いた。尤はこの成績を天国の祖母にささげたいと語った。 大会は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催。延べ1万5千人以上が参加した予選を勝ち抜いた4人が決勝大会に進んだ。 尤は総当たり戦のグループステージで3戦全敗となり決勝戦への進出は逃したものの、3位決定戦で米国の選手と当たり、3-1で勝利した。 1995年からパワプロをプレーしているというベテランの尤。大会後、中央社の取材に、自身とテレビゲームの縁は小学5年生の頃に祖母から家庭用テレビゲーム機「ファミリーコンピュータ」をもらったのがきっかけだったと明かし、今回の戦績は天国にいる祖母にささげたいと口にした。また、練習に付き合ってくれた家族や友人、特に息子にもとても感謝していると語った。 決勝戦では日本人選手2人が戦い、森翔真(SHORA)が優勝した。 (陳容琛/編集:田中宏樹)