「第50回　ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」のメインパーソナリティーは出川哲朗氏が務める（公式Xから）

【ニッポン放送・飯田浩司のそこまで言うか！】 目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように、「音の出る信号機」を設置するためのチャリティーキャンペーン「ラジオ・チャリティ・ミュージックソン」。ニッポン放送では毎年、クリスマスイブの24日正午から、クリスマスの25日正午まで、24時間生放送の特別番組をお送りしています。 競馬ファンが有馬記念の記事を見たり、クラシックファンがベートーベンの第9のコンサートのポスターを見ると年の瀬を感じるように、われわれニッポン放送の社員は、テーマ曲、ニニ・ロッソ「夢のトランペット」を聴くと、「あぁ、一年も終わる…」としばしの感慨にふけってしまいます（ひょっとしたらリスナーの皆さんもそうかもしれませんが…）。 私が入社した2004年は30回の節目で、落語家でタレントの笑福亭鶴瓶さんと、女優の石原さとみさんがメインパーソナリティーでした。鶴瓶さんはスタジオを飛び出して、電車に乗ってロケをしまくっていました。私も中継リポーターとして走り回っていましたが、鶴瓶さんの放送を聞いて、「こんなに自由にやってもいいんだ…」と驚いたことを覚えています。 当時、中継リポーターは24時間外回りが当たり前の時代です。疲れ果てて、エンディングで本社1階玄関に帰ってきたところ、集まっていたリスナーの皆さんに感極まって号泣してしまいました。段取りをぶち壊し、先輩方からこんこんと説教されました。 あれから20年…。50回の節目である今年のメインパーソナリティはお笑いタレントの出川哲朗さんです。私は中継リポーターで、24日正午過ぎから午後2時まで京急横須賀中央駅、25日は午前6時台スタジオ出演の後、8時半から10時まで京急上大岡駅にお邪魔します。年末の平日、お忙しいなか恐縮ですが、もしお時間がありましたら中継にお集まりください！　いろいろあった24年を語り合いましょう。 それにしても、今年は正月の能登半島地震から、毎月のように大きなニュースが飛び込んできました。台湾総統選や、米大リーグでの大谷翔平選手の活躍、パリ五輪・パラリンピック、日米の選挙で一息つけるかと思えば、12月に入っても韓国戒厳令にシリア政権崩壊など…。毎朝起きてスマホをチェックし、ニュースが動いていないかドキドキしているうちに1年が過ぎた気がします。