家計簿をつけるのは半年で卒業すべき!1000万円貯めたいならやってはいけないこと
金融、投資コンサルタントの永田雄三氏は著書『1000万円を貯めた女子100人がやったこと、やめたことリスト』(日経BP)の中で、「1000万円貯めた女子がやめたことの2位は家計簿をつける」と伝えています。一体なぜこれをやめた方がいいのでしょうか? その理由を本書から一部抜粋して紹介します。 【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
「家計簿をつけてよかった」派の言い分
今回のアンケートで、「やってよかった」と「やっても意味がなかった」に大きく分かれたのが、この「家計簿をつける」でした。 実は、この結果は、極めて予想通り。その理由から、お話ししていきましょう。 まず、「家計簿をつけてよかった」派。 「やってよかった」と口をそろえる人たちに話を聞くと、家計簿をつけ始める前のお金の管理に、ある傾向が見られました。 それは、「とりあえず、手持ちのお金で生活して、お金が余ったら貯金しよう」と思っている人が多かったこと。そして、実際にその方法で貯金ができていた人は、ほんの数パーセントにすぎませんでした。 そんな彼女たちの傾向は、「じゃあ、あなたは毎月、何にいくら使っているの?」と尋ねると、さらに明らかになりました。 「えーと……携帯が、1万円くらい? 光熱費が……いくらでしょう? 」 「先月のカードの明細が……たしかこのあたりに……」 そう、自分の出費をほとんど把握していないのです。 こういった人たちが、試しに1カ月、だいたいでも家計簿をつけてみると、誰でも1つは驚くポイントがあるものです。 「自分が何にお金を使っているのかがわかった」「交際費がこんなに高いとは思っていなかった」「携帯に、インターネットに……家にそんなにいない割に、通信費ばかりかけていました」「服や化粧品が好きだけど、そうはいっても、収入の3割も使っていたとは……」などなど。 「お金を貯めたい」と思っている人たちは、自分のお金の使い方がわかると、極端な出費は自然と見直したくなります。 「外食や飲み会は“月に3回まで”と決めました」「携帯のプランを見直すことにしました」「ヨガのサブスクをやめて、回数券にしました」といった具合です。これで、ぐっと支出がおさえられます。 生活の見直しの中には、思い立ってすぐにできないこともあります。 でも、その間、家計簿をつけ続ければ、「早くこのムダな出費をなくしたい」というモチベーションが維持できるはずです。 家計簿をつけてみて、よかったですね。