15年連続世界No.1シェアのハイアール、機能が“多すぎる”洗濯機に一石 最新機種でタイパ重視の洗濯スタイルを提唱
グローバルブランド・Haier(ハイアール)が、同社初となるヒートポンプ式衣類ケア乾燥機「FUWATO(フワット)」、乾燥機能をなくしたドラム式洗濯機「AITO(アイト)」を発表した。4月下旬の発売に先立って19日、都内で『Haier(ハイアール)ドラム式洗濯機・衣類ケア乾燥機新製品発表・体験会』を開催した。 【写真】ヒートポンプ式衣類ケア乾燥機「FUWATO」 ハイアールは、一人暮らしや少人数世帯、共働きの家庭など、それぞれのニーズに合わせた様々な商品を展開し、2009年から大型家電・ブランド別世界販売台数シェアで1位の認定を受けている(ユーロモニター・インターナショナル「Global Major Appliances 2023 Brandランキング」より)。 この日発表された「FUWATO(フワット)」は、「複数回洗濯したいが、乾燥時間が長く、続けて洗濯ができない」「洗濯容量に対して乾燥容量が少ない」といった理由で、洗濯乾燥機を持っていても乾燥機能を使わないというユーザーが多いことに着想を得たという。結果、効率的な洗濯方法として洗濯機と乾燥機を独立させるスタイルを提案するに至った。 「FUWATO」(JZ-K90A)は、同社が日本国内で展開する商品として初となる衣類乾燥機。9キロという大容量で大量の洗濯物を一度に乾燥させられる上、衣類を傷めづらいヒートポンプ方式の採用もポイントになる。また、超音波ミストデバイスの搭載によって、衣類の繊維に水分を浸透させ、「シワのばし」「ふんわり仕上げ」「消臭」「除菌」など、生活や衣類に合わせた全16種類のコースを実現した。 タンクとホースの「2way排水方式」を採用しているため、タンク排水を選択すれば、本体左上のタンクに濡れた衣類から除湿された水が溜まり、排水設備がない場所にも設置可能。専用のラックを使うことで、同時発売される「AITO」(JW-TD90SA)との縦積みもでき、省スペース化に寄与する。 「AITO」は、幅595×奥行700×高さ900ミリのコンパクト設計を特徴とする、12キロ容量のドラム式洗濯機。乾燥機能を省くことで価格を抑えながら、お湯の温度を選んで洗濯できる「お湯洗い機能」や、新開発の「除菌コース」、洗濯の手間を省く「液体洗剤・柔軟剤自動投入機能」なども搭載している。さらに、「快速」や「しわケア脱水」など、「FUWATO」と同じく生活スタイルや衣類の種類に寄り添う全15コースも備えられた。 ハイアール ジャパン セールスの執行役員副社長・乾修明氏は、「市場に顕在化していない潜在ニーズの発掘などに積極的に取り組み、新たなマーケットを創出することも使命である」と、今回の新製品開発に込めた思いを伝えた。同社商品開発部部長・森脇利行氏は、昨今のドラム式洗濯機市場について「高機能化と高価格化が進んでいる」と分析し、「単独ので使用、設置はもちろん、洗濯機と乾燥機を同時に運転できる新たなスタイルをぜひご体験ください」と呼びかけた。 発表会にはこのほか、お笑いコンビ・品川庄司の庄司智春(48)、タレントの藤本美貴(39)夫妻も参加し、実機体験や家事にまつわるトークなどを行った。