なぜ人里に 冬眠しないクマ 色麻町「本当に怖い」〈宮城〉
仙台放送
あたりをきょろきょろ見ながら歩く黒い影…。何かを探しているようにも見えます。 その正体は、クマ。こちらは、1月6日早朝、宮城県色麻町で撮影された映像です。 クマを目撃者した男性 「あそこの小屋の横くらいに黒い影があって『クマだ!』と思って。ちょっとヨタヨタ歩くような踊っているようにも見えるような、ちょっとルンルンな感じで歩いて行って、後は建物のかげのほうに消えていきました」 男性がクマを目撃したのは、6日午前7時ごろ。まさかの光景だったと言います。 クマを目撃者した男性 「父からクマがいるから気を付けてみたいなことはあったんですけれども、本当にいるとは思わなくて、ちょっとびっくりしました」 クマがいたのは工業団地の中。周辺には民家も点在しています。町によりますと、6日はこの場所だけでなく、700メートルほど離れた役場のすぐ近くでもクマが目撃されていました。 クマを目撃者した男性 「6日はちょうど小学校がまだ始まっていなかったので、やっぱり小学校が始まっていたりしたら、子供たちに危険があって、本当に怖いなっては思います」 本来であれば冬眠しているはずのクマ。 撮影した男性は、当時の様子について。 クマを目撃者した男性 「結構歩き回っていたので、食べ物を探している印象は受けました。動きながら下を嗅ぐようなしぐさをしていたので」 町によりますと、クマは成獣とみられますがやせていて、何らかの理由で冬眠できず、餌を探し回っていた可能性があるということです。 町では、8日から学校が再開されることもあって、周辺の警戒にあたっています。
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