岡田監督に評価されず…?阪神、前年から1軍出場がない選手(3)支配下昇格も2軍暮らしに
昨季は岡田彰布監督が指揮官に復帰し、38年ぶり2度目の日本一に輝いた阪神タイガース。若手選手や新戦力が頭角を現し、チームの大躍進に貢献した一方で、一軍では戦力になれなかった選手も少なくない。そこで今回は、前年からいまだに一軍出場の経験がない選手を紹介する。
岩田将貴
・投打:左投左打 ・身長/体重:178m/75kg ・生年月日:1998年6月16日 ・経歴:九州産大九州高 – 九州産業大 ・ドラフト:2020年育成ドラフト1位 2022年に支配下契約を勝ち取った岩田将貴。しかし、まだ一度も一軍のマウンドには上がれていない。 九州産業大では左肘靱帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を経験したが、4年秋に復帰。リーグ戦で復活をアピールすると、育成選手ドラフト1位で阪神タイガースから指名を受け、プロ入りを果たした。 プロ1年目はウエスタン・リーグで8試合に登板し、2勝0敗、防御率2.70の成績を残すと、翌2022年はオープン戦から一軍に帯同。 開幕前の支配下登録とはならなかったが、同年はウエスタン・リーグで好投を続け、7月に支配下登録となった。 飛躍が期待された昨季は、二軍でチームトップの44試合に登板するも、防御率4.85と結果を残せず、一軍デビューは果たせなかった。 プロ4年目を迎える今季、ファームでは好調な滑り出しを見せている。球界でも希少な左のサイドハンドは、一軍のブルペン陣に割って入ることはできるか。
ベースボールチャンネル編集部