高校生が「マイクラ」でインバウンドを狙う? 新しすぎる「デジタル帰宅部」の狙いに迫る
活動を続けていく中、部員たちにはこんな思いが…。 「デジタル帰宅部をやっていくうちに課題をわかって、もっと自分の地元について知りたいと思うようになった」(三国高校2年生 小澤琉空さん) 「地元を理解し、愛着をもてた」(三国高校2年生 出島虎太朗さん) 未来を担う高校生たちに地元への愛着を持ってほしい。プロジェクトにはそんな狙いも隠されているようだ。 「高校時代という貴重な時間を使って、みんな一生懸命地元の課題に対して取り組んでくれている。何か一つでも自分なりに持って帰れるものがあって、それを将来に活かしてくれると、私たちとしても一番嬉しい」(坂井市事務局・松原さん、以下同) 進路は県外の専門学校へ行く予定だという坂尾颯太さんは、「調理の修業を積んでから、好きな地元に戻って自分の店を経営していきたい」と語る。 高校生たちがゲームでまちづくりを行う「坂井市デジタル帰宅部」。2024年4月、坂井市への最終報告を行うということだ。
この取り組みについて、Trusted CEO、連続起業家のファリザ・アビドヴァ氏は次のように話す。 「若いうちに課題を解決するためのまちづくりに参加できるのは、素晴らしい取り組みだと思う。日本には観光資源がたくさんあって日本が好きな外国人も多いが、知られてない地域もある。その町でどういう体験ができるのかユーザー目線で発信することが大事」 また、ターゲットに合わせた情報発信の仕方も大事だという。 「どういう人たちに来てもらいたくて、どういう体験をさせたいのかという戦略を作ってターゲットに合わせた情報発信を行っていくことで、効果が出てくると思う」 (『ABEMAヒルズ』より)