新十両の羽出山は初日黒星 志村けんさんと同じ東村山市出身 大爆勝ロードへ「あと14番勝つ」
<大相撲初場所>◇初日◇12日◇東京・両国国技館 新十両の羽出山(はつやま、25=玉ノ井)は初日白星とはならなかった。若碇(19=伊勢ノ海)に立ち合いから突っ張って出たが、懐に入られて一気に寄られると、最後は土俵際で押し倒された。 新十両の緊張はなかった。伸び伸びやるつもりだったが「突き放していこうと思ったが…。攻め込んでの相撲と思ったが、真逆に攻め込まれて何もできなかった」と唇をかんだ。 東洋大から22年春場所初土俵を踏んだ。約3年かけての新十両に「ようやくスタートラインに立った」と気持ちを新たにする。東京・東村山市出身。同郷で、笑いの神様、志村けんさんは「英雄」で「憧れ」だ。昨年11月の新十両会見では遺族らに化粧まわしを作製してもらうことを熱望。志村けんさんに次ぐ、東村山のスターになるためにも落ち込んでいる暇はない。 「初日から白星でいいスタートを切りたかったが、明日から切り替えて、あと14番勝つつもりでいく」と2日目からの“大爆勝”ロードを誓った。