若者が福島県の浜通りで起業して生み出した商品の販路拡大、サービス提供で連携 HAMADOORI13とJR東
経営者らでつくる一般社団法人「HAMADOORI13」とJR東日本グループは、若者が浜通りで起業して生み出した商品の販路拡大やサービス提供で連携する。来年4月から6月まで福島県内で実施予定の観光企画「プレデスティネーションキャンペーン(DC)」を見据え、JRのノウハウやネットワークを活用して商品やサービスを全国に売り込み、誘客につなげる。 13日に福島県いわき市のワンダーファームで初の事業成長交流会を開き、連携の検討を開始した。同法人が起業を支援した浜通りの事業会社や、JR東日本グループから約40人が参加。同法人の吉田学代表が「連携を浜通りの活性化につなげていこう」とあいさつし、JR東日本水戸支社地域共創部の堀田高雄部長が「鉄道で浜通りを訪れる人を増やしていきたい」と協力を約束した。 浜通りの18社がそれぞれ事業内容を説明した。JR東日本グループ側はサブスクサービス「JREパスポート」が持つ機能をはじめ、商品開発や直営店舗運営、卸売販売、マルシェ運営、Eコマース事業などJRの取り組みを紹介した。
引き続き個別に意見交換した。今後、個別に調整を継続し、商品・サービスの提供・開発で連携を形にしていく。デニム製品販売に取り組む「YONOMORI DENIM」(富岡町)の小林奨社長は「販路拡大が悩み。マルシェなどへの出店を相談したい」と連携の成果を期待した。