電撃退団希望表明のルイス・アルベルトに…ラツィオSD「契約は両方を尊重するためのもの」|セリエA
ラツィオのアンジェロ・ファビアーニSD(スポーツディレクター)は、MFルイス・アルベルトの状況について説明している。 ラツィオで公式戦300試合以上に出場、51ゴール76アシストとチームを牽引してきたルイス・アルベルト。今季もマウリツィオ・サッリ前監督の下では司令塔として活躍してきたが、イゴール・トゥドール監督の就任からセリエA2試合連続でベンチスタートになっていた。それでも、12日の第32節サレルニターナ戦ではキャプテンマークを巻いて先発すると、1アシストで4-1の勝利に貢献していた。 しかしその試合の直後、『DAZN』のインタビューで「すでにクラブに対して契約解除を申し入れた。今後、ラツィオから1ユーロ(約163円)たりとも受け取りたくない。自分が身を引くべきだと思っている」とコメント。退団する意思を明かしており、イタリアで大きな物議を醸している。 そんなルイス・アルベルトについて、ファビアーニSDがメディアの取材で説明。「多くは言えないが、彼は今季終了後に様々な理由でシャツを変えたくなるかもしれないと言っていた」とし、以下のように続けた。 「私は『ほら、我々には可能な限り最高の形でシーズンを終える義務があるんだ』と伝えた。すべてのポジションを評価する。誰も約束されたものはない。夏に彼の契約は4年間延長された。一時はトレーニングキャンプに帯同したくないほどだったが、私や会長の仲裁があって、契約にサインするという結論に達している」 「だがその半年後、『1ユーロも受け取りたくない』と話した。契約というものは、両方を尊重するために結ばれる。冷静に対応しなければいけない状況だよ」