国も縁起をかつぐ? [ナンバープレート]に使えない文字があったってマジか?
■「分類番号」にアルファベットが使われるワケ
「地域名」の右横に記載される3桁の数字「分類番号」は、文字どおりそのクルマの用途や種類を示す番号だ。 3桁のうちの一番左側である百の位の数字によって8種類に分類されており、「1」がトラックなどの普通貨物車、「2」がバスなど定員が11人以上の普通乗合車、「3」が普通乗用車、「4」と「6」が小型貨物や軽貨物車、「5」と「7」が小型乗用車や軽乗用車、「8」が特殊用途自動車、「9」が大型特殊自動車、「0」が大型特殊の建設機械という振り分けになっている。 クルマのサイズや税金の話題になると必ず出てくる「5ナンバー」や「3ナンバー」といった言葉は、この「分類番号」のことを指しているわけだ。 残る右2桁の数字では、そのクルマのナンバープレートが、先ほども少し触れたした「希望ナンバー」かどうかを判断することができる。 「希望ナンバー」ではない通常のナンバープレートの場合、この下2桁の数字には「00」~「09」(軽自動車では「80~82」)が割り振られる。 いっぽう「希望ナンバー」のクルマの場合、いわゆる「5ナンバー」車では「10~79」、「3ナンバー」車では「10~98」(軽自動車では「83~99」)が割り振られる。 また、最近ではこの「分類番号」の下2桁にアルファベットが用いられているクルマを見かけることがあるが、これも「希望ナンバー制度」の影響にほかならない。 一部人気のあるナンバーでは取得を希望する人が集中して数字だけでは対応しきれなくなり、東京都、神奈川県、愛知県で交付される「希望ナンバー」には、2018年からアルファベットを含むものが採用されている。 とはいえ26文字のアルファベットすべてが使用されているわけではなく、現在使われているのは数字と見間違える可能性の低い「A・C・F・H・K・L・M・P・X・Y」の10文字のみ。 ちなみに軽自動車では使用される文字のルールが微妙に異なり、「分類番号」の2桁目(十の桁)には「P・X・Y」の3文字のみが使用される。