松山英樹（2023年10月撮影）

＜米男子ゴルフツアー：全米オープン＞◇第2日◇14日◇米ノースカロライナ州パインハースト・リゾート（7548ヤード、パー70） 【一覧】全米オープン第2日　スコアと順位 　2オーバーで首位と7打差50位と予選通過ライン上から出た松山英樹（32＝LEXUS）が4バーディー、ノーボギーの66で回り、通算2アンダー138で、首位と3打差8位に急浮上した。 　「ボギーを打ちそうなところはたくさんあったが、ボギーなしで回れたのはすごくうれしい。ショートゲームが良かった。週末に向けてショットが少しでも上向いてくれれば」。 　後半の3番パー4から快進撃が始まった。残り135ヤードの第2打を2・5メートルにつけてバーディーを奪う。4番パー4では、残り201ヤードの第2打を5・5メートルにつけて、バーディーパットをねじ込む。5番パー5は第1打を左に曲げるも、抜群のリカバリーで第3打を約2メートルにピタリとつけて、3連続バーディーとした。その後はパーセーブを続けて、優勝を狙える位置でホールアウトした。 　前半は決して良い流れではなかったが、決してボギーをたたかなかった。スタートの10番パー5では第1打を右に曲げ、第2打は左のバンカーへ。第3打もグリーンを外す。それでも、第4打をピン奥3メートルにつけると、パーパットをねじ込んだ。続く11番パー4で、この日初バーディーも、16番パー4でも再び危機に見舞われた。第1打を右に曲げてラフのワイヤーグラスに打ち込む。第2打はグリーン前のバンカーへ。ここでも第3打のバンカーショットをピンそば2メートルに寄せてパーセーブした。耐えながらスコアを1つ伸ばして折り返した後半では3連続バーディーとスコアを伸ばした。