快勝の阪神・岡田監督チーム初安打の森下に苦言「初回からほんま怒った」「打つだけじゃあかんからな3番いうのは」【一問一答】
「阪神3-0巨人」(25日、甲子園球場) 阪神が前夜の悪夢を払拭する快勝で、今季最多タイの貯金7とした。無安打無得点による敗戦から一夜明け、この日は初回2死走者なしで3番・森下が中前打。「H」ランプを点灯させたが、岡田彰布監督はその打席に苦言を呈した。直前の1死一塁の場面でカウント2-1から一塁走者の中野がスタートを切ったが森下はバットを止め、盗塁失敗に。指揮官は「初回からほんま怒ったんやけど」と振り返り「打つだけじゃあかんからな3番いうのは。つなぎとかいろんな意味で、一番何でもできる打順でないとな」と求めた。 【写真】怒りの余韻? 先制にも表情崩さず ちっともうれしそうじゃない岡田監督 岡田監督の一問一答は以下の通り。 ◇ ◇ (テレビインタビューで) -注目の打線は初回からヒット 「まあ久しぶり、久しぶりいうても一日だから。まあでもヒットはね、きょうは出ると思ったけど、ビーズリーがゲーム作ってくれたのでそれが大きかったですね」 -二回は木浪が先制打。 「なんていうか流れ的にね、きのうからの流れがあるので。先に一点とるというか、先制点も大きかったと思いますね」 -5番で起用した渡辺に一発が出た。 「いやいや、ホームラン久しぶりでしょ。なかなか見てなかった気がするので、まあね、もう前の広島のカードからなかなか点取れなかったんだけど、きのうも1-0だし、1点のあと2点ね。そのあともね、やっぱり3点あればちょっと楽なゲーム展開にできましたよね」 -ビーズリーはランナー出しても落ち着いていた。 「前回はね、結構、初回から飛ばしていたんだけど、きょうはブルペンから前回で1勝してるので、だいぶ気持ち的にも楽にブルペンから投げていたみたいなので、もう1イニングと思ったんですけど、あそこまで投げてくれたら十分ですね」 -4投手で完封。しかも無四球。 「ああそうですか。それはわからなかった。フォアボールはもう出さないと思っているから、あまりそこは気にしない」 -交流戦前の首位が確定した。 「いやあ、まだ試合数も3分の1ぐらいかな、今、明日で一度ね、リーグが終わるので、いい形でね。交流戦はどういう形になるか、やってみないとわからないと、今年は特にそう思うので。いい形で交流戦に入りたいですね」 -明日は才木が先発。 「いつも通り、普通に投げてもらいます」 (囲み取材で) -3点あれば楽にと言っていた。5回は1死からバントでつないだ。 「今日もちょっと近本もな、1、2番がちょっと昨日からタイミング合わんかったみたいやけど、向こうもそら左当ててくるけど、2番までで3番から右になるんで、何とかセカンド送っとけばね。そら大きかったよ3点目は」 -森下は初回にヒット。球場の雰囲気も変わったか。 「いやいや、初回いうても、そうでもないんよ、おーん。あれはもう、初回からほんま怒ったんやけど。まあいろいろあったからな、初回からな」 -エンドランのところか。 「おーん、なあ。バット振らんと。エンドランというかな、バットな、あそこ簡単に見送ったからな」 -三回も森下の打席で走者を動かした。 「いやいや、このサインはこういうのと一回分からすために出したんや。打つだけじゃあかんからな3番いうのは。つなぎとかいろんな意味で、一番何でもできる打順でないとな、3番はな、後ろにもつなぐ打ち方せんとあかんし。そのへんやなあいつも打つだけじゃあかんからの」 -特に最近打ちたい、打ちたいというのが出ている。 「打てへんっていうの。打率見てみいよ。4回に1回打てへんねんで。そうやろ?おーん。なんかそれをつないだり、いろんな形でお前、3回に1回になったらお前、もっと打率も上がるわな」 -ビーズリーは安心して見ていられた。 「そうや。今日のはな。こないだやっぱり初先発で、初回から飛ばして力んでっていう形やったけど、今日はもうね、ボールスリーとかなるけどな、やっぱりストライク投げられるからな、やっぱりね」 -渡辺はいい当たりが出た。 「おーん。いやいや、そら今一番練習の時から調子いいのは渡辺やんか」 -昨日も渡辺は代打だったが、右投手に対しての内容がずっといい。 「ああ、いい。右なんかもう関係ないよ今はねえ。だから普通あんなところで代打出せへんけどな、ヒット欲しいからやっぱり調子のええやつで行ったんやけど、昨日もなあ」 -相手ピッチャーの右左に関係なく調子のいい選手を三塁で使っている。 「糸原もなあ、最初だけやったな、先発でいいの(笑い)。やっぱりちょっと代打向きなんかな、最近なんかあんまりちょっと内容良くないよな、スタートで行った時な。まあ、終盤に残しときたい選手やし、というのもあるしな」 -ビーズリーはこのまま先発で回ってくれたらありがたい。 「いやいやいや、そらまだ点取られてないもん。すごいやん、そんなん。なんか打ちづらいんやろな、バッター」 -前日の試合後は打線の奮起に期待していた。 「まあ奮起まではいかんなあ。明日もう1試合やな。あした点取ったら奮起って言えるなあ。 2006年のノーノー翌日も完封勝ちした。 「そら覚えてない。完封勝ちしてんの?あっそう。何点取ったん?」 -2点。 「今年の方がええやん(笑い)」。