府立障害者施設の入所男性が自傷行為で死亡 適切な対応怠った疑いで職員4人書類送検 壁に頭打ちつけ続けるも"漫然と放置" 大阪・泉南市
去年、大阪府立の障害者支援施設で、入所者の男性が自ら壁に頭を打ちつけて死亡する事故があり、大阪府警は、適切な対応を怠ったとして、業務上過失致死の疑いで職員4人を書類送検しました。 起訴を求める「厳重処分」の意見を付けています。 去年5月、大阪府泉南市にある府立障害者支援施設「砂川厚生福祉センター」で、重度の知的障害がある利用者の男性(当時26)が、約30分間、壁に頭を打ちつける自傷行為を繰り返した後、意識不明の状態で見つかり、その後死亡しました。 18日に書類送検された男性職員4人(24~60歳)は、死亡した利用者が過去にも同様の行為をしていたのに、自傷行為によるけがを防ぐための支援計画を見直すなどの適切な対応を怠り、漫然と放置していた疑いなどが持たれています。 警察に対し、4人のうち2人は容疑を認め、2人は否認しているということです。
ABCテレビ