【絵本レビュー】空想のスケールがデカい!『さいこうにさいこうのプレゼント』
「きょうが さいこうの プレゼント」
さてこのふたり、最後はちゃんと泡のお風呂に入って、あたたかい飲み物とともにバースデーケーキを楽しみます(一安心)。 そして、 「きょうは さいこうに たのしかったね」 「きょうが さいこうの プレゼントだった」 と、満ち足りた気持ちで眠りにつくのです。 空想を楽しみ、思い切り遊んで、おいしいものを食べ、安心して寝る。 きっと、小さな子どもの考える「最高の一日」って、こんな感じなんでしょうね。 大人はつい子供に「より良いもの」「より良い経験」を与えたくなってしまいますが、子どもはささやかなことでも充分幸せになれるのかもしれません。 子どもにはこの先、「きょうが さいこうの プレゼントだった」と思えるような日をたくさん過ごしてほしいものです。 そして私も、そんな一日を子どもと一緒に楽しめる親でありたいなと思いました。 そう、たとえ雨の中で、傘をささずに遊ぶことになったとしても……。 (nobico編集部・セコリ)
nobico編集部・セコリ