効率的な学習方法「123メソッド」とは?短期間で復習を行なうのが記憶定着のポイントに
学習したことを実際に定着させるための戦略を持つのは良いアイデアです。が、その方法があまりに複雑だと、いつまでたっても定着せず、結局役に立ちません。最良の勉強法は、記憶の仕組みに関する研究や確立された理解に基づいているだけでなく、日常生活に取り入れやすいもの。その点、「123メソッド」は良い勉強法の条件をすべて満たしているといえます。
勉強法「123メソッド」とは?
勉強法「123メソッド」は2357式勉強法とよく似ていますが、より簡単で、実際に実行しやすい勉強法です。 2357式では、最初に学習してから2日目、3日目、5日目、7日目にノートや教材を見直し、復習します。 しかし、「123メソッド」はもっとシンプル。 初日に教材を学ぶ、2日目に復習、3日目にもう一度復習し、その後1週間は何も考えず、また復習します。
「123メソッド」が効果的な理由
「123メソッド」は、長期記憶に定着させるために、間隔をあけて復習する「分散練習」に依存しています。この「分散練習」は効果的なメソッドではあるのですが、実践する人たちに難しい管理を求める必要があります。 しかし、「123メソッド」であれば、3日間の復習後、1週間脳を休ませ、どれだけ記憶したかを確認することで、分散練習をもっと簡単に生活に取り入れることができるのです。 この方法は、大きなテストから約10日前に行なうのがベストなので、その最初の3日間に勉強と復習を行ない、テストの前日にもう1度復習を行ないます。 どのように復習するかはあなた次第ですが、記憶を取り出すのを助けるフラッシュカードや、ノートを見ないでできるだけ多くの情報を思い出すことによって問題の箇所を特定するブラーティングなどを試してみるとよいでしょう。 ただ、復習の間隔を1週間あけることが重要。脳は何かを忘れかけたとき、その情報を記憶から引き出そうと少しがんばるからです。
ライフハッカー・ジャパン編集部