立憲代表選告示、4人が立候補 第四の候補は吉田晴美氏
日テレNEWS NNN
立憲民主党の代表選挙が7日、告示されました。代表選は告示当日の7日朝になって第四の候補・吉田晴美氏が滑り込んだことから、4人で争われることになりました。党本部前から中継です。 17日間という立憲史上、最も長い代表選挙は、立候補の受け付け締め切り5分前に唯一の女性候補が立候補を届け出る慌ただしい展開となりました。 吉田晴美衆院議員「正直、もう駄目なんじゃないかと思う瞬間もありました。自民党では、きっとあり得ないと思うが、1期生がこの代表選のステージに立たせていただく」 告示日の朝、滑り込みで挑戦権を勝ち取ったのは当選1期の吉田晴美衆院議員でした。唯一の女性候補となります。立候補に必要な推薦人を自前で確保できませんでしたが、同じく意欲を示していた江田元代表代行と一本化することで合意しました。 一方、6日までに立候補を表明していた野田元首相、枝野前代表、泉代表は朝から出陣式などに臨みました。 野田元首相「政権交代前夜という位置付けの、私は代表選挙だと思っていまして、まさに政権を取りに行くための、むしろ心合わせ、力合わせの場だ」 枝野前代表「今の政権に対して、私たち立憲民主党が毅然(きぜん)と明確に違うんだ。その対抗軸をいかに明確に高らかに掲げるか。そのことが私たちにも問われている」 泉代表「もっと政治が自分の金集めや保身ではなく、真剣に国民の側を向いて、国民の生活を豊かにするという政治に変わっていかなきゃいけない。そのメッセージを大きく発信していくのが、この党代表選挙だ」 今回の代表選では、各候補ともに「政権交代」を訴えていて、次の衆議院選挙に向け、誰が与党と対峙する代表にふさわしいかが焦点です。 現職の泉代表は経験や指導力不足を理由に、推薦人の確保に難航。党の創業者で前代表である枝野氏と、民主党政権で首相経験もある野田氏が、ともに安定感と経験の面から争う展開になるとみられています。 立憲の代表選では国会議員や地方議員に加え、全国の党員・サポーターに割り当てられた合計740ポイントを競って行われます。投開票日は今月23日です。 候補者乱立で注目を集める自民党総裁選と同じ時期に行われる中、いかに埋没させずに党のアピールにつなげることができるかが問われています。