宇多田ヒカル 母・藤圭子との“ライブ共演”を回顧「100倍くらい大きな人に見えて…私もそうなりたいですね」
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。4月13日(土)の放送は、宇多田ヒカルさんが登場。ここでは、約13年前にイギリス・ロンドンに移住した理由について語りました。
◆宇多田ヒカルが海外で暮らす理由
――今は海外に住んでいるんですよね? 宇多田:結構長くロンドンに、もう13年くらいかな。 ――なぜ海外に住もうと思ったのですか? 宇多田:その当時は、自分の見られ方、有名人であることから離れることが必要なときだったから、まず日本を離れることが大事だと思って。それで、知り合いはほぼいないけど、自力で家を借りたり、電話の契約をしたり、銀行の口座を開いたり、そういう生活をする能力が身に付くかなと思ってロンドンにしました。あとは、ほかのヨーロッパ(の国々)にも近いので。 ――実際に海外で生活してみて、どうでしたか? 宇多田:(移住前は)“大変だな”と思ったけど本当にすごく勉強になったので、やれてよかったです。 ――ロンドンでは、ライブを観に行ったりしていますか? 宇多田:そもそも(日本にいた頃から)あまり観に行くことがないんですけど、友達のライブを観に行ったり、友達に「“好き”って言っていた人(のライブが)やっているよ!」って教えてもらって「じゃあ、行こっか」ってなったり。 ――例えば、友達のライブに行くと、ステージに招かれたりしないですか? 宇多田:東京で1回だけありました(笑)。そのときはステージに呼ばれるなんて全然思っていなかったし、私が会場にいることが(友達に)伝わっているとも思わなくて。 髪もボサボサで「ANNA SUI(アナスイ)」の下駄を履いたハチャメチャな格好で……初めて下駄でステージに上がりました(笑)。何を歌ったか覚えていないけど、恥ずかしかった(苦笑)。 でも逆に、お母さん(藤圭子さん)を無理矢理ステージに出したことはある(笑)。 ――そのとき、お母さんから何か言われましたか? 宇多田:「恥ずかしかった~」って。私は当時17歳だったかな、たしか(ライブ会場が)北海道で彼女が育った場所なんですよ。それで「ちょっと出てきて! 藤圭子!」って言ったら、すごく恥ずかしそうに出てきて。 (お母さんは)本当に小柄な人で「ちょっとだけ歌ってよ!」って言ったときは、「え~」って言っていたんですけど、歌に切り替わった瞬間に、もう100倍くらい大きな人に見えて“すごい……”って思ったのを覚えています。私もそうなりたいですね。 (TOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」2024年4月13日(土)放送より)
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