四回、ベンチで笑顔のドジャース・大谷翔平＝クアーズ・フィールド（撮影・水島啓輔)

ロッキーズ1－2ドジャース（29日、デンバー）米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手（30）はロッキーズとのレギュラーシーズン最終戦に「1番・DH」で先発。八回に今季59個目の盗塁を記録した。4打数1安打の大谷は打率を・310としたが、MLB全体では2012年のミゲル・カブレラ（タイガース）以来12年ぶり、ナ・リーグでは1937年のジョー・メドウィック（カージナルス）以来87年ぶりの三冠王の座を逃した。ナ・リーグは2試合が未消化だが、大谷の54本塁打、130打点が逆転される可能性は極めて低く、打撃2冠のタイトルをほぼ手中におさめた。トップシードでのポストシーズン（PS）進出が決まっているド軍は、10月5日（日本時間6日）から地区シリーズ（DS）を戦う。試合後の大谷のコメントは以下のとおり。 －－今季、もっとも誇りに思うことは？ 「いろいろ記録とかありましたけど、まずは1年間しっかりと安定して出れたことが一番、自分の中で良かったですし、それに伴ってケアをしてくれた人たちもそうですし、サポートしてくれた人にも感謝したいなと思います」 －－50－50のあと、アベレージを残すことにシフトしたのか？ 「ヒットの方にシフトしたっていうのは、もちろんないですけど、いい打席を送りたいなと思っていたので、その先でもう一段、打撃の質でいうと先が見えたのが後半は良かった」 －－三冠王への意識は？ 「それはあんまり考えていなかったですかね。どのくらいの差があるのか、もちろん良く分かっていないですし、とりあえず自分の、さっきからいってますけど、いい打席を送りたいなと思ってました」 －－さまざまな記録を、チームメートが喜んでくれた 「素直にうれしいですし、このチームの一員として1年間できたことに感謝したいですし、チームメートにも感謝したいです」 －－プレーオフに向けて 「ここから先はシーズン中に積み上げた成績とか、数字っていうのは意味ないですし、しっかり自分の調子を維持する。気持ちを切らさずにまず、その間の日（休みの日）を過ごしていきたい」 －－スローイングプログラムについては？