大規模災害時の連携強化へ訓練 松山で県内17市町の消防団など(愛媛)
大規模災害時の応急活動体制強化につなげようと、県内17市町の消防団が参加した広域連携訓練が24日、松山市北梅本町の陸上自衛隊小野演習場であった。消防団や陸上自衛隊、松山、東温両市の公設消防など23機関計約180人が連携し、災害対応力を高めた。 県によると、1月の能登半島地震では広域からの応援到着に時間を要し、石川県内の消防力だけでの対応が求められた。訓練はその反省を踏まえ、エリアを越えた愛媛県内全域での対応力を向上させるのが狙い。中央構造線断層帯の「石鎚山脈北縁西部―伊予灘」で地震が発生し、松山市で最大震度6強を観測、市内複数箇所で火災や土砂災害が起きたとの想定で行った。
愛媛新聞社