福岡、佐藤&ウェリントン弾で“九州ダービー”制しリーグ戦3連勝! 17位・鳥栖は3連敗…
明治安田J1リーグ第18節のアビスパ福岡vsサガン鳥栖が16日にベスト電器スタジアムで開催された。 【動画】佐藤&ウェリントンの2発! ここまで6勝7分け4敗で10位に位置する福岡と4勝2分け10敗で17位に位置する鳥栖による“九州ダービー”。公式戦では3連勝、J1リーグでは2連勝中の福岡は2-0で勝利した前節の柏レイソル戦から先発メンバーを2人変更。亀川諒史と井上聖也に代えて、古巣対決となった宮大樹とドウグラス・グローリを起用した。2試合出場停止となっていたシャハブ・ザヘディもベンチ入りしている。 対する鳥栖はリーグ戦連敗中。0-1で敗れた前節のFC東京戦から先発メンバーを3人変更。長沼洋一、山﨑浩介、上夷克典が外れ、原田亘、木村誠二、キム・テヒョンが先発のピッチに立った。 J1での過去の対戦成績は2勝4分け2敗の両者。しかし、ここ3年間は2勝4分けで福岡が無敗を維持している。 そんな中での対戦で最初にチャンスを作ったのはアウェイの鳥栖。3分、手塚の右サイドからのロングスローをニアサイドで原田が逸らし、中央の木村がヘディングシュート。しかし、これはゴール右外へと外れた。 時間の経過とともに随所で球際の激しさが見られるようになり、ダービーさながらの攻防が。そんな中、福岡は28分、紺野和也のクロスがボックス左手前にこぼれると、松岡が左足ダイレクトでシュート。ゴールかと思われたが、クロスバーに直撃し、先制点とはならない。 それでも前半終了間際、ホームの福岡が均衡を破る。45分、自陣でのウェリントンの落としを前寛之がダイレクトで左サイドに展開。抜け出した岩崎悠人が対峙した相手DFとの駆け引きから右足でクロスを送ると、ファーサイドの丸橋祐介がクリアミス。ゴール前右のこぼれ球を佐藤凌我が蹴り込んで先制に成功する。 ダービーで先制を許した鳥栖は後半開始から丸橋祐介、菊地泰智に代えて堀米勇輝と長沼洋一を投入して反撃を図る。すると56分にはカウンターから堀米が惜しいクロスを供給するなど、攻撃を勢いづかせる。 しかし、それでも福岡は動じず。65分、ボックス右手前でパスを受けた小田逸稀が左足でクロス。中央のウェリントンが頭で競り勝ち、ゴール右へと押し込んだ。 リードを2点に広げられた鳥栖は67分、バイタルエリアでボールを受けたマルセロ・ヒアンがゴール前にスルーパス。富樫敬真が走り込むもGK村上昌謙の好判断な飛び出しに阻まれる。こぼれ球にマルセロ・ヒアンが反応し、右足でシュートを放つも、今度はゴールカバーに入った宮に防がれた。 その後も鳥栖に反撃を許さない福岡は、84分に宮と岩崎を下げて亀川と井上を投入するなどし、試合をシャットアウト。2-0で九州ダービーを制した福岡がリーグ戦3連勝を達成した。一方の鳥栖は3連敗を喫している。