大家族12人きょうだいIBF王者マルティネス、7日井岡に勝って「家を買う」アルゼンチン大使も来場
プロボクシングIBF世界スーパーフライ級王者のフェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)が強力援軍を得た。7日に東京・両国国技館でWBA世界同級王者井岡一翔(35=志成)との2団体王座統一戦を控え、3日午前にアルゼンチン大使館を表敬訪問。エドゥアルド・テンポーネ駐日大使と対面し、王座統一戦に臨むことを報告した。 テンポーネ大使と約30分間、アルゼンチンの人気サッカークラブ、ボカ・ジュニアーズの話題をはじめ、ボクシングを始めたきっかけや世界王座獲得までの道のりまでを伝えた。同大使から「試合を観に行きたい。チケットが欲しい」と希望されると大歓迎。マルティネスは「大使と会ったことはとても良い時間となった。たくさん笑いました。その中で、大使が試合を見に行くよと言われた。良い試合をしたいと思う」と声をはずませた。 12人きょうだいの7番目に生まれ、治安の良くない地域で育ったという。「アルゼンチンでも珍しい大家族ですね。私のおじさんも14人の子供がいて。親戚には16人の子供がいる。その地域では有名な家族」と苦笑い。既に父は他界しており「王者になって防衛して私の生活は確かに前に進んでいる。私の夢がかなっている。大家族なので母に家を買ってあげたい。おそらくこの試合後、ファイトマネーで夢に近づくと思う」と王座統一を成し遂げて夢を実現するというハングリーな一面ものぞかせた。