背中を押してくれた大切な「言葉」とは

「アイラップ」公式Xの「中の人」にインタビュー！

　岩谷マテリアル株式会社より発売されている「アイラップ」は、40年前から変わらないオレンジ色のレトロなパッケージが印象的な商品です。アイラップ公式Xアカウントでは、日常生活から防災にも役立つ、目からうろこなアイラップの活用方法などの投稿で人気を集め、現在（2024年5月7日時点）は、31.7万人以上のフォロワーを獲得しています。 【画像】えっ、本物そっくり！　これが本物のアイラップが1枚入ったミニチュア版「アイラップ」です（3枚） 　アイラップ公式X（@i_wrap_official）の「中の人」へお話を聞きました。 ーー公式Xの「中の人」にとって印象深い、マンガは何ですか？ 　我が家には書庫にしている部屋があるくらい、本やマンガが大好きです。影響を受けた作品は多いですが、ひとつ選ぶとしたら……学生時代に読んだ日本橋ヨヲコ先生のマンガ『バシズム』ですね。 　初めてパンクロックを聴いた日のような衝撃を受けました。擦り切れるくらい読んでいます。 ーー『バシズム』は、どんな人に読んで欲しい作品ですか？ 　中学生から大学生の青春ど真ん中世代ですかね。毎日ゴチャゴチャ悩んでいたりすることが多いんですよね。あの頃って（今でもだけど）。そんななかで、言われたかった言葉がたくさん詰まっています。背中押してくれる言葉って、ゴチャゴチャ言われるよりも「どストレート」の方が心に届くんですよね。 　私は気が弱い方なので、なかなか前に出られなかったことが多かったのですが、『バシズム』に出会ってからは、この言葉で乗り越えてきました。 「明日死んじゃえば　ただの肉塊　それくらいなら　何だってできる!!!」ーギアボイス 　まさにどストレート。今でもたまにこのセリフを頭のなかで唱えています。強くなりたい(笑)。

『新装版　バシズム　日本橋ヨヲコ短篇集』著：日本橋ヨヲコ（講談社）

ーー公式SNSの投稿で心がけていることはありますか？ 　SNSはふたつの公式を運営しており、使い分けています。ひとつは全国におけるアイラップブームの火付け役となった、いわゆる「中の人」運用のアカウント。もうひとつが雑音を廃した情報のみを発信する広報アカウントです。 　前者は一社員の日常ネタも盛り込みつつ、ユーザー目線の発信や拡散、企業交流を目的に、後者はメディア報道をメインに、新商品情報やキャンペーンのみを発信しています。 「毎日楽しそうだね」って言われることが多いですが、文字を打つだけでヒーヒーしています(笑)。イベントとかで企業さんと一緒になると、周りの人のスピード感には圧倒されています……。 ーー「アイラップ」には複数の種類があるようですね。なかでも「中の人」イチ押しの商品はどれでしょうか？ 　イチ押しはやはりオーソドックスな60枚入りの「アイラップ」です。最近やっと街中で見かける機会が増えてきました。変わらない昭和のパッケージが逆に新しささえ感じてしまいます。 　おすすめの使い方は電子レンジで「たまごサラダ」ですね。ゆで卵を作らずにレンジでチンするだけ、1分半で作れます。あとは非常時に役立つ「アイラップ炊飯」ですね。 　災害時、断水や停電でも洗い物を増やさずに温かいご飯が食べられます。お正月に発生した能登半島地震でも注目されたライフハックのひとつです。アイラップは、日常も非日常も生活を助ける「フェーズフリー」商品です。「世の中に必要なもの」になれるよう今後も活動して参ります。