登場3年でのマイナーチェンジ

　日産は2024年4月17日、欧州にて新型SUV「Qashqai（キャシュカイ）」を発表しました。 【画像】これ、カッコ良すぎ！ 日産新型「キャシュカイ」を写真で見る（38枚）

欧州で登場した日産・改良新型「キャシュカイ」

　キャシュカイは、初代が2006年に登場した日産のコンパクトSUVです。欧州を中心に世界各国で展開されており、初代は日本でも「デュアリス」の車名で販売されていました。 　欧州仕様は英国にある日産サンダーランド工場で生産されますが、そのサイズ感や使い勝手などで欧州では人気が高く、これまでサンダーランド工場では累計で130万台以上が生産、同工場ではもっとも多く生産されるモデルになっています。 　現行型は2021年2月に発表された3代目です。　ボディサイズは全長4425mm×全幅1835mm×全高1625mm、ホイールベースは2665mmです。 　CMF-Cプラットフォームの採用による走行性能の向上や、先進運転支援システム「プロパイロット」が設定されました。 　これらにより、3代目キャシュカイの人気も従来モデル以上となり、欧州市場では発売から3年あまりで35万台以上を販売、コンパクトSUVのベンチマークとなっています。 　今回の大幅改良では、内外装のリフレッシュが図られました。 　エクステリアではフロントグリルのデザインを変更。ハイグロスブラックで塗装された数十個の高光沢の立体的な勾玉のような形で構成されています。このデザインは、日本古来の甲冑の鱗（ウロコ）模様からインスピレーションを得たといいます。 　インテリアは、上級グレードでインパネやドアトリム、コンソールなどにアルカンターラを採用。シートもキルティングを施したプレミアムレザーを用いたほか、アンビエントライトも装備するなど豪華な内装となっています。 　さらに日産の欧州モデルとして初めてGoogleを装備したのも特徴です。 　パワートレインは従来どおり、可変圧縮エンジン「VCターボ」技術を採用した1.3リッター3気筒ターボエンジンに140kWのモーターと1.8kWhのバッテリーを組み合わせる「e-POWER」を搭載し、高レスポンス、高トルクと低燃費を両立しています。