【サッカー日本代表】6月メンバーに鎌田、冨安が復帰!日本はすでに最終予選進出決定
日本サッカー協会は5月24日、6月に行われる2026年ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の2連戦に臨む日本代表のメンバーを発表した。 【会見動画】サッカー日本代表 2026年W杯アジア2次予選のメンバーを発表!鎌田、冨安が復帰。久保建英、長友佑都も選出 鎌田大地選手(ラツィオ)、冨安健洋選手(アーセナル)が復帰。U23年代の鈴木唯人選手(ブレンビー)と久保建英選手(レアル・ソシエダ)も選出された。 既に最終予選進出を決めている日本は、6日にアウェイでミャンマー代表、11日に広島でシリア代表と対戦する。 「いい形で2次予選を締めくくり、9月から始まる最終予選を戦う上でいい準備になるように戦いたい」 千葉市内で行われた会見で日本代表の森保一監督はそう述べて、最終予選を念頭に今回の2試合で選手やシステムを試しながら「戦術の浸透度を全体的に上げていきたい」と言葉を続けた。 今回招集されたメンバーは26人。鎌田選手は昨年11月以来、冨安選手は年明けのアジアカップ以来の復帰となり、22歳の久保選手と鈴木選手、谷晃生選手(町田)も選出された。 鎌田選手は、今年終盤戦では先発に定着。先日のリーグ最終戦ではリーグ王者のインテルからゴールを奪い、注目を集めた。森保監督も「攻撃も守備もチームのリズムを生み出し、得点に絡むところできている」と評価した。 鈴木選手はブレンビーで今季25試合9ゴール7アシストの活躍で、清水時代の2022年1月以来2年4ヶ月ぶりの招集。谷選手はG大阪時代の昨年3月以来で、J1リーグ首位に立つ町田で今季14戦9失点と堅守でチームに貢献している。 このほか、遠藤航選手(リバプール)、南野拓実選手(モナコ)、堂安律選手(フライブルク)らが順当に選ばれ、3月の2次予選に2022年カタールW杯以来1年4ヶ月ぶりに選出されていた長友佑都選手(F東京)も引き続いての招集となった。 しかし、腰を痛めている三笘薫選手(ブライトン)をはじめ、伊東純也選手(スタッド・ランス)、浅野拓磨選手(ボーフム)、毎熊晟矢選手(C大阪)らは外れた。 森保監督は鈴木選手について「国際試合で発揮できる力をつけている。攻撃的な役割を担ってほしい」とブレンビーで見せている得点に絡む攻撃力に期待を寄せた。 また、伊東選手については、「私の知る限り、3月から状況は変わっていない。彼を守るために今回も招集しなかった」と指揮官。伊東選手は、週刊誌で性加害疑惑が報じられてアジアカップで途中離脱となり、3月の試合への招集も見送られていた。 森保監督は、「スタッド・ランスでのプレーを見て、確実に戦力になることは確認している。ただ、3月と状況は同じで、日本代表でプレーする場合、また彼にプレッシャーがかかることが起こり得る。彼の大切な人たちにもいろいろな影響が出ると考えて、招集は控えた」と説明した。 今回の2チームとは日本はアジア2次予選が始まった昨年11月に対戦。ミャンマーとは大阪で、シリアとは国内情勢により代替開催となったサウジアラビアで、いずれも5-0で勝っている。最新のFIFAランキングでは日本の18位に対して、ミャンマーは163位、シリアは89位だ。 森保監督は「今回の活動の内容がより濃くなることを考え、同時に、9月の最終予選へどうつなぐか。より多く(の選手)を起用して戦術の浸透をはかりたい」と話している。 日本チームは6月3日に国内で調整を行い、ミャンマーへ向かう。 取材・文:木ノ原句望