ドーピング陽性で出場停止の木村ミノルが安保瑠輝也戦で復帰。安保の挑発に一瞬目がぎらりも「リングで出すよ」【RIZIN.45】
「RIZIN.45」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の追加カード発表会見が11月11日、都内で開催された。 ドーピング検査で陽性の判定が出たため半年間の出場停止処分が下されていた前K-1 WORLD GPスーパー・ウェルター級王者の木村“フィリップ”ミノル(ブラジル/Battle-Box)が復帰を果たし、元K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と対戦することが発表された。 木村は「RIZIN.43」(6月24日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)で約6年9カ月ぶりの参戦を果たし、ロクク・ダリとキックボクシングルールで対戦。1R1分8秒でKO勝ちを収めたが、試合の際に受けたドーピング検査で陽性反応が出たことから、ダリとの試合は無効試合となり、RIZINにおいて試合をした6月24日を起点とする半年間の出場停止処分が下されていた。9月2日に行われた会見で木村はK-1を離脱してからの試合ができない期間にモチベーションのキープのためにクレンブテロールを使用していたことを明かし「RIZIN出場が決まってから接種していなかったが、当日の尿検査の時にまだ体に残っていた」などと説明した。
安保は今年5月にRIZIN初参戦を果たし「K-1 WORLDMAX」で活躍した古豪ブアカーオ・バンチャメークと対戦しドロー。木村との対戦をアピールしていたものの、木村の出場停止でそれは実現せず。9月24日の「RIZIN.44」では木村の同門である、総合格闘家の宇佐美正パトリック(Battle-Box)とキックボクシングルールで戦い、2度のダウンを奪ったうえで判定勝ちを収めた。同大会の前々日インタビューで木村に来場を呼び掛け、試合後のマイクでは木村に「ちょっと上がってこいよ」と挑発。出場停止明けの対戦をアピールしようとしたものの、リングに上げることにはリングサイドの榊原信行CEOからNGが出たため、未遂に終わっていた。その際には中継のカメラを向けられた木村がTシャツを脱ぎ捨てマッスルポーズを取るシーンがあった。 木村は「ここまでBattle-Box一丸となってサポートしてくれて、僕的にもいよいよこの時が来たなという気持ちで楽しみ。安保選手はずっと対戦要求をしてくれていて、こうやって実現することができるということで、心の奥底から力が湧き出てくるんで、早くやりたいなと思っています。よろしくお願いします」と安保に会釈。